8月15日に『雪風YUKIKAZE』という映画が封切りされます。史実に基づいた物語ですが信じられないことに駆逐艦の雪風は真珠湾攻撃•ミッドウェイ•ガダルカナル•ソロモン•マリアナ、そしてレイテ沖海戦という壮絶な戦い全てに出撃し生き抜き、どの戦場でも海に投げ出された仲間たちを救い日本に帰ってきたのです。終戦後も「復員輸送船」として約13000人もの人々を帰国させたという映画のような話(これは映画ですが実際に有ったことです)。人々は戦時中「雪風」のことをいつしか「幸運艦」と呼んでいましたが、運なんて云う生易しいことだけの筈ではない、日頃の鍛練、正確な判断、迅速な行動等々が『掴み捕った幸運』だった事と、何が運命を分けたのかが観賞後に解き明かされる事が今から楽しみです。どうしても悲劇の話題ばかりになってしまう太平洋戦争で戦争の悲惨さを再認識し平和の大切さ、二度と戦争をしてはいけないという考えばかりに向きがちです。勿論それは大事なことですが「こんなことも有ったんだ」と周囲の人へ『幸運のお裾分け』をし、そして今の自分の堕落した生活に喝!を入れるキッカケになればと思っています。日常品や食品の値上げに対して上がらない賃金。天災だけで無く詐欺や事故に突然の炎上騒ぎ。ケガや病気に避けられない老化。自然環境は壊れ始めていると考えれば現在が『ブルーオーシャン(安全な海)』では無く、また今の生活が永久的に続く保証は無いのです。それで無くても近隣諸国の暴発が有れば一瞬で消滅してしまう危うい状況に置かれているのです。1日も長く孫子の代迄の平和を、良い思いをした80年間を100年に、それ以降も続くようにするには何が出来るのか。一緒に考えましょう。