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ずさんな対応

2020.08.11 | Category: 院長ブログ

持続化給付金の対応が杜撰だったことをTBSの報道番組で見ました。中小企業の経営が苦しくて倒産寸前な人々が急いで給付金の手続きをしているのに全く受付てくれない、「何で直ぐに対応してくれないんだ!」と悲痛な叫びも「2週間程度お待ち下さい」の一点張りでした。それが内部で働いていた人の証言で入金されない理由が分かりました。理由は色々有りますが「杜撰」と表現するのが本当に適当です。必要人数として集められた人々は表現が悪いけど「寄せ集め」で三ヶ月の間に60回を軽く超える指示の変更に次ぐ変更で現場は大混乱。また途中で一部の作業が止まると「今日は帰って下さい」と返されることも数回という始末。サーバーのダウンも一度や二度では無かったと。そして根本的な問題は「他国と比較して提出書類が多い」に尽きます。提出書類が多ければ提出する側に記入する時間が必要になります。逆に受付た側も書類の確認作業が多くなり、此方も時間が必要になります。正しいとしても入金するにも時間が必要になりますから手元に現金が届くまで二重三重のトラップ?とさえ思える程の「嫌がらせ」が有ります。隣国は「名前、住所、業種等」くらい本当に簡単な申請と聞きます。日本の場合は「御上が恵んでやる」的な考え方が根底に見え隠れします。だから給付金や休業補償金の元金が先細りの現在「増税論」が囁かれましたけど「本末転倒」「最低最悪」「愚の骨頂」と言えます。増税する→倒産件数が増える→失業者が増える→生活保護費が増える→更に財政が苦しくなることは火を見るより明らかです。また失業者が再就職する迄の費用や期間を考えると企業を倒産させないようにする方が得策と小学生でも分かります。年金問題や住基ネットと何度も繰り返す同じような問題から脱却出来ない、それが日本の現状なのです。情けない限りです。でも立ち止まっている暇はありません。批判していても過ぎたことを悔やんでいても何も変わりません。前に進むしかありません。藤井聡太君のように最良の次の一手を考えて、失敗を最小限に自分の出来ることをやる。それが今やるべきことです。

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全快堂

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院長宮木 謙三