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摂生保健

2020.10.11 | Category: 院長ブログ

北里柴三郎さんが新札の千円に載ります。現在「北里」といえば病院?大学?細菌学者?少し詳しい人なら「第一回ノーベル賞最有力候補者だった。いや彼こそが第一回ノーベル賞の獲得者だったのだ」という人も居るかもしれません。私も詳しく北里先生の人物像と人生を知りませんが、私が目指している全快堂の基本理念である『摂生保健』を1878年という明治初期、まだ「予防医学」なんて世界中探しても皆無の時代に発想していた「偉人の中の偉人」であるということだけは分かります。現代でさえ病気になると「日頃の行いが悪いからバチが当たった」「何か悪いことしたかなぁ」という人が居るのに光学顕微鏡しか無い、150年も前に「人民に摂生保健の方法を教え体の大切さを知らせ病を未然に防ぐ」という基本理念を考えていたのは、やはり超人、私のヒーローで有ります。ここで飛躍しますが内務省管轄だった⚪⚪は文部省管轄になった時に「文部省管轄になると自由な研究が出来ない」と北里は研究所を辞職して私財(現在の金額で三億円相当)で明治26年に日本初の結核研究所『土筆ヶ岡養生園』(後の北里大学・病院)を造り、一緒に辞職してしまった数十人と運営しました。現在問題になっている「日本学術会議」の問題。全員で辞めて「『新』日本学術会議」という機構を作って政府に提言する資格は無くなりますけど「民意に最も近い、政府にとって最も厄介な学術組織」として存続して欲しいと思います。未だに縦割り行政の問題点を解決出来ないのに、150年も前に自らの力で解決した行動は「素晴らしい」の表現だけで済ますことが出来ないほど凄いことだと思います。まだまだ偉大な功績を残した北里柴三郎先生なので自分で調べてみては如何でしょうか?

当院へのアクセス情報

全快堂

所在地〒470-1151 愛知県豊明市前後町鎗ケ名1879-2
電話番号0562-85-5973(電話予約は必ず必要になります)
休診日日曜日(隔週)お休み
院長宮木 謙三