腸壁、特に大腸の腸壁が荒れている特徴は「皮膚の荒れ」です。勿論コロコロ便•咳•痔そして口内炎等々あらゆる症状が出現すると同時に個人差が有ります。腸は小腸も繋がっていますので厳格に「これは小腸『だけ』が荒れている」とは言えずリンクして荒れている場合が多いですが私の経験上、小腸の場合は「粘膜の乾燥が有る」方が多い印象です。喉や鼻腔の乾燥は当然のことながら眼球周辺の乾燥も症状として現れることが多いですが粘膜の乾燥は小腸の不健康に限らず「ビタミンAの不足」などの原因も有りますから小腸からの吸収力低下のみならず偏食に原因の場合も有りますので慎重に考察しなければいけません。特に小腸は現代に於ても『未開拓の臓腑』ですから慎重且つ冷静な判断が必要です。小腸に比べれば分かり易い大腸では有りますが毎年のようにポリープが出来る人•痔•便秘•下痢•潰瘍等々と症状は多岐に渡ります。また多くの現代人を悩ましているアレルギー発症原因は大腸の腸内細胞が鍵を握っていますのでビフィズス菌や酪酸菌が喜ぶ食生活を心掛けることが大腸を良い状態に保つ方法です。ということは私の大好きな言葉『医食同源』そのものです。以前投稿しましたがヒトは自分が食べたいものを食べていると考えていますが実は腸内環境で善玉菌が多い人は善玉菌が増える食べ物を、腸内環境が悪い人は悪玉菌が増える食べ物を欲しがり脳に働きかけた結果の食生活なのです。「ヒトの身体の最高中枢は脳で、脳が身体を支配していて当然『食も』然別」と、信じない方も居られるでしょう。それなら直接「腸」ではありませんけど糖尿病の人の場合はどうでしょう。血糖値が下がれば甘い物が欲しくなる(空腹に為れば食を欲す)のは自然な筈ですよね。だから良い身体は「身体に良い食べ物」を欲しがり、体調不良の身体は「身体に悪い食べ物」を欲しがるので脳が食べたいものを選んでいるのではありません。そして皮膚も体内の皮膚(粘膜)も腸次第ということを忘れずに。口内炎、喉の痛み、腹痛、痔も皮膚の痒み、吹き出物は全て『腸』が荒れてる証拠です。