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立ち上がった

2024.04.12 | Category: 院長ブログ

ハイジのクララの話ではありません。昨年の2月16日の投稿で股関節について書きましたので暇な方は再度読んでみて下さい。さて股関節と肩関節は進化の過程で大きな変化が有りました。上腕は前脚だったので支えるから関節可動域が広くなり生活習慣の変化から特異な方向に動かしたり、IT業務のように殆んど肘~指先しか動かさず肩関節は不動?とも言える生活環境の方も居ます。結果的に肩関節の脱臼~肩関節周囲炎等々の病状が並ぶことに。一方股関節も四つ脚の時とは違って二本脚で立ち上がったことにより可動域が大きく変化しました。四つ脚で素早く走る時はチーターでも股関節の最大伸展は頭~背骨~骨盤の延長線上なのに人類は歩行時に更に伸展させています。本来股関節は大きく動く代わりに上下の腰椎と膝関節は大きく動かない関節なのに、人類の股関節は動きが悪い反面、膝関節は大きく動き腰椎も動くように圧力が加わります。それに伴って膝関節は変形し腰痛を招き入れてしまったのです。さて正常歩行をしているつもりでも多くの患者様を診ていると関節の硬さや可動域は個人差があり、硬過ぎても軟らか過ぎても当関節や他の関節に負担が加わり変形を助長してしまうと思います。しかしながら寿命が60歳くらいなら大丈夫だったのは皮肉です。私たちが心掛けることは股関節の柔軟性ですが左右の柔軟性よりも前後の柔軟性と、これが大事ですが蹲踞のようにしゃがんだ姿勢で手~肘迄の前腕が地面に全て着けたら最高です。何処の関節痛も変形も困りますから体重管理と筋力維持と多少の柔軟性を日々管理しましょう。

当院へのアクセス情報

全快堂

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休診日日曜日(隔週)お休み
院長宮木 謙三