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仁術

2024.04.21 | Category: 院長ブログ

新患の方から問診していて愕然としました。友人と話をしていて右手•右脚が痺れてきて呂律が回らなくなってきて「あっ脳梗塞だ」と本人も周囲の人々も気が付きましたが勿論本人は動けなくなってきていたから周囲の人が救急車を呼び某大学病院に運ばれて「一件落着」となる筈でした。ところが当直?の先生が「こんなの脳梗塞じゃない」と、いくら訴えても検査もせず一般病棟に移され5日後にCT等の検査で脳梗塞が判明。しかしその時には半身麻痺が完成していてリハビリの日々が続くも思わしく無くて全快堂に来たという次第。「訴えたら?」と言うと「何時に運ばれた•第一声の医師の発言•それに対する貴方の発言•時間経過•処置•症状の変化•それに対する医師の発言と説明等々を集めないと」と言われ断念したとのことでした。だけど本人は半身麻痺で運ばれて家族が録音していれば対応出来るかもしれないけど、この方は独り暮らしで友人も大学病院に届けたら安心するから。この話から学習しました。救急車に乗ったら付き添いは携帯を録音にして対応するべきと。その医師に良心の欠片が有ることを期待したけど無理だったと。『医は仁術』という言葉は無くなりつつ有ります。

当院へのアクセス情報

全快堂

所在地〒470-1151 愛知県豊明市前後町鎗ケ名1879-2
電話番号0562-85-5973(電話予約は必ず必要になります)
休診日日曜日(隔週)お休み
院長宮木 謙三