『日刊ゲンダイ』に「レビー小体型認知症と便秘」についての記述が有りましたので私の考えをプラスしてみます。アルツハイマー型認知症はアミロイドβという老廃物が大脳皮質に付着して発症するメカニズムは有名ですが、レビー小体型認知症はαシヌクレインが大脳皮質に付着することは意外と知られていないです。レビー小体型認知症の発症メカニズムはαシヌクレインが通常「大腸」に存在する筈なのに、便秘の影響で脳内にまで浮遊して来て蓄積して付着に至ることにより発症するのです。レビー小体型認知症を発症した人が10年～15年ほど前から便秘だったということは非常に興味深いです。勿論「便秘＝レビー小体型認知症」なんて言いません。言いませんけど身体の中に生ゴミを放置•蓄積して生活することを平気な人は信じられません。健気にもその生ゴミを排泄しようと便で無ければ『汗』しか無い人類の身体は血管やリンパ内に便を導き毛細血管から汗腺にたどり着けようと努力します。しかし全ての便が汗から排泄される筈も無く行き場を失った便(老廃物)は脂肪細胞に吸収蓄積となります。こうなると非常に痩せにくい身体が完成すると同時に疲れ易く病気がちな不健康体が完成してしまうと私は考えています。またあわよくば汗として体外に出ても皮膚に着いた老廃物は元は『便』ですから皮膚は『オムツかぶれ』状態＝肌荒れ、若しくはアトピー性皮膚炎の完成です。だから便秘は認知症•肥満•慢性疲労•うつ病•頭痛•肩こり•肌荒れ•アトピー性皮膚炎等々に多大な悪影響を及ぼすのです。ここに書いたものは私の拡大解釈ですから話半分の理解で結構です。但し私の治療経験の実感で有り多くの症例が上記を裏付けていることも事実です。信じるか信じないからアナタ次第ですね。