病院の7割が赤字との報道が有ります。そりゃそうだと思います。高齢者が増えて薬価が高騰して医療機器は天文学的な価格で、でも診療報酬は抑えられ医療スタッフを集める為には人件費は高騰しています。医療スタッフを集める?集めなければいけないほど人が居ないのか?違います、人は居るんだけど偏在しているだけです。儲かる所、楽な所、待遇が良い所、生命に関係が薄い所、訴訟に成り難い所に集まっているだけです。例えば過酷な医療現場にヒューマンエラーは付き物ですから訴訟も増えてしまいます。夜勤は嫌われるので無い所に人は集まりますが、もし人数が多ければ夜勤が有っても回数は減ります。診療科も生命に直結し難いものや自由診療出来る科や入院、急患の無い科、先行投資の少ない診療科に片寄っているだけです。例えば美容外科は生死に関わり難く心療内科はカウンセリング中心なら高額機器は勿論、ベッドさえ不要だからビルの1室だけでも開業出来ます。責任を問われる、訴訟の危険のある、昼夜を問わずの激務、仕事の割には儲からないならスマートな真逆を選ぶ人が多いのは当然だと思います。残念なことに今の医療に『性善説』は通用しないということです。勘違いしないでください。故『中村哲』さんと迄は行かなくても性善説が当てはまる志の高い医療人は沢山存在しますし鬱病を治療して自殺を阻止する心療内科、容姿の不満から対面恐怖症に発展し外出が出来なくなることを改善させる美容外科等が不要と言っているのではありません。ただ片寄っていることは事実で『それが』未来の医療崩壊へのカウントダウンに繋がるかもしれません。それを解決する方法は有るのか?一人ひとりが病院に行かなくても良い生活習慣病を心掛ける、異常を感じたら早めに病院へ行くことです。そんな小さなことを心掛けるだけで今の私たちの生活と未来の生活が改善するのです。世の中の流れから自身の生活を変える努力をしましょう。
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