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長谷川豊氏

2016.10.27 | Category: 院長ブログ

長谷川豊氏のことを10月6日のブログに書きました。大変な反響でした。『アレは無いわ』『ちょっと酷いんちゃうかなぁ』と。長谷川氏は確かに言葉足らずだったと思えます。でも後日、何故あそこまで酷いコメントをしたか、その真意が分かりました。透析患者様の中には色々な人が居ます。以前から透析患者様に疑問を持っていたところ、たまたま透析の現場に行った時に看護師の方に暴言や暴力、お尻を触ったりと酷い光景を見てしまったそうです。その勢いのまま発信してしまったそうです。体が弱く徐々に衰えている人は謙虚な人が多いのに、好きな物を食べたいだけ食べて、好きなお酒を呑みたいだけ呑んで、嫌いな運動は言われても全くせず医師の指導は完全無視。しかし病院は『年間一人500万円が死ぬ迄確実に儲かる』『機械に繋げれば4時間何もしなくていい』『食生活を含む生活習慣の指導は点数が低く透析患者が増えれば比較にならない程の利益を生む』『患者は減るどころか増える一方』と患者様=ドル箱と考えているかのように思える。このまま医療費が増え続ければ国民皆保険は破綻する。その前に出来る事は何か?それをあの様な発言にしてしまったそうです。そして『ではどうすれば良いか?』を提案していましたので紹介させて頂きます。健康保険を運転免許のような点数制度にして医師から注意を受けたら(点数は仮)マイナス1点、病名が付いて投薬治療が始まればマイナス2点、更に酷くなり手術が必要ならマイナス3点というようにして点数が無くなったら保険診療は終了で自費治療になるという様な提案をされていました。この方法は改善点が有り全面的な支持は出来ませんが今後の保険診療存続の為には非常に興味深いと思いました。実のところ全快堂の患者様方は既にその方法をやっているからです。私から好きな食べ物(甘い物、油物、冷たい物、アルコール等)を制限され、嫌いな運動を指導され生活習慣の隅々迄、まるで口煩い姑のごとく言われているだけで無く『痛い、熱い』治療を我慢しているにも関わらず更に自費で治療を受けている人の集団だからです。その結果、以前投稿しましたが何年も前に透析を宣告されたにも関わらず現在も透析せず通院している患者様がみえます。大学病院では診察の度に褒められているそうですが全快堂では注意の雨霰。それでもその患者様は全快堂に通院して頑張っています。私はいつも『今日も酷い事を言ってしまったなぁ』と自分を責めています。そんな患者様が居ることを厚生労働省は知って欲しいものです。長谷川氏の発言は確かに考えさせられるところが有ります。今後は彼の発言と医療業界の動きを注意深く見守りたいと思いました。

当院へのアクセス情報

全快堂

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院長宮木 謙三