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交通事故死者より多い

2017.12.12 | Category: 院長ブログ

寒くなりましたねぇ。こんな日はお風呂にゆっくり入りたいですよねぇ。でも正しい入浴法を分かってますか?マスコミで繰り返し騒がれていますし、ここでも投稿済みですから分かっていると思いますけど『知っている』だけでは駄目なんですよ入浴の注意点は、実行してこそ役立つ訳ですから。入浴はリラックス、清潔それと寒いこの季節なら芯から暖まり『幸せの心の叫ひ声』の「あ~気持ちいい」と無意識に出てしまう極楽の時間ですよね。しかし入浴時の急激な血圧の乱高下は『本当の極楽行き』になってしまうかも知れません。暖かいリビングから寒い廊下に出れば血圧上昇、寒い脱衣所で衣服を脱げば更に血圧上昇、そして寒い浴室に足元には冷たいタイルで血圧上昇。そこで熱い湯に入ると血管が収縮するし水圧が体表面に襲いかかり血圧は最高潮の上がり方。成人が肩まで湯に浸かった場合、心臓には500kgの負担が加わり心停止の危険が有ります。ところが暫くすると今度は血管が一気に広がり血圧が急降下。意識が無くなる脳貧血になれば肩までのお湯なら窒息する可能性も。湯船に桶を反対に置いて座ると半身浴状態になるので寒くなったら肩まで浸かり熱くなったら半身浴状態にして下さい。血圧が上がれば脳卒中や心筋梗塞で、下がれば意識が無くなる可能性も。廊下の温度に注意して脱衣所も暖房するか風呂のフタを早めに開けるかシャワーを出して浴室と一緒に脱衣所も暖める工夫が必要かも。もう1つ注意して欲しいのは高齢者の場合、のぼせて意識朦朧になる直前にしか身体の異変が分からず、分かった時には動けなくなるケースも有ります。それなのに皮膚の温度センサーも弱く熱いお湯も感じ難いので高温のお湯が好きで43℃以上に入浴している人も。これらの結果、年間死者数は交通事故死者より4倍多いとの統計結果は頷けます。高齢者の入浴は浴室が暖まった2人目以降にする事と、家族に『今から入る』旨を伝えて長時間の場合は一度家族に声を掛けてもらいましょう。しかし血圧変動で最も危険なのは朝です。まだ活発に動く準備不足の身体にキツい運動は厳禁!寒い朝にアイドリング不足の運動は危険でランニングなんて最悪です、って俺かよっ!小さな注意は身体の負担を減らします。治療していると小さな積み重ねが健康を作り上げていると感じます。先日『週刊新潮』に男女共に世界一位の長寿国に香港がなり『温かい物しか食べず水もビールも常温』が当たり前と。全快堂の先生が言ってたでしょっ、ってまた俺かよっ!(クドい、スイマセン)。また長くなってしまった。

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全快堂

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院長宮木 謙三