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血圧が

2025.09.07 | Category: 院長ブログ

高血圧の原因は塩分過多と考える人が多く減塩に走れば、一方で「減塩すれば元気が無くなる」という医師が居ます。「いったいどうすれば良いのでしょうか?」と言われました。血圧が上がる原因は複数有りますし個人差も有ります。だから減塩しても体重を減らしても血圧が下がらない人は大勢います。でも注意しなくてはいけないのは「何故下がらないの?」と原因を追求しないのに分からなくて「とりあえず」薬で簡単に下げてしまうことです。血液を届けるべき「その先」に酸素や栄養が「この血圧では届かない」と身体が判断して血圧を高めた結果なのです。それを下げることは先の細胞が死ぬことを意味します。脳なら脳梗塞や認知症、心臓なら狭心症や心筋梗塞、四肢の末梢なら痺れや冷え更に酷ければ麻痺を誘発する可能性が有ります。またレニンアンギオテンシン系や腫瘍による血管の圧迫等が考えられるのに患者の方に「下げれば安全」って大丈夫ですか?確かにその場で血管の破裂や出血は回避出来たかもしれません。しかしその後のことはどうするの?先日「身内が心臓で亡くなったから降圧剤は服用したくないが血圧を1回計ったくらいで薬を出すのってどうなの?」と云われて「私は医師でも薬剤師でもないので直接質問されては?」というのが精一杯でした。確かに1回計ったくらいでは高血圧だとは判断し難いとは思います、たまたま高かったかもしれませんので。また白衣高血圧、ストレス、たまたま寝不足ということもあるでしょう。しかし判断は医師ですし私の立場では「医師の処方は絶対です」としか言えません。ダラダラ話をしていますが本題は「赤血球が数珠繋ぎでは無く柔らかい単独の赤血球なら毛細血管内を抵抗少なく流れ高血圧に成り難い」ということです。赤血球が数珠繋ぎや不形成•異常形成なら高血圧は当然だと言うことです。どうやら水素を吸引すると赤血球がバラバラになるようです。それは高血圧の改善は勿論、色々な組織に赤血球が届く=改善や元気になることを意味しています。そう考えると高血圧を改善するということは大変良いことですが正常と云われている血圧の値まで下げれば良いことでは無いことだけは私にも分かります。但し高血圧は血管に負担が加わり大変危険ですから至急下げることは当然大切ですから降下剤の使用も「ごもっとも」でございます。しかし不思議なのは救急車で運ばれるような人に行うのは「糖」か「塩」を体内に入れて処置することなんだから。

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全快堂

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院長宮木 謙三