自律神経を意図的に調整出来たら世の中の不快感の多くが無くなります。不眠•めまい•耳鳴り•下痢•便秘•肩凝り•腰痛•鬱病•頭痛•動悸•痺れ等の症状が無くならい迄も軽くなる可能性が有ります。自律神経は寝ている間も私たちの生命活動を維持してくれるので必要ですが、現代人の多くが交感神経に偏ってしまう傾向です。意図的に調整出来るなら多くの時間を副交感神経優位にしたいですが副交感神経優位過ぎるのも問題です。しかしリラックスしたい、熟睡したい、消化機能を正常化したいと思うことが多いことも確かです。しかし『自律神経』の名の通り「ヒトは自律神経を操作出来ない」のですが唯一『鼻呼吸』だけが副交感神経優位にすることが可能と伝えました。今回は『鼻呼吸』時の「呼吸以外」にスポットを当てます。それは『舌』です。アナタは鼻呼吸時に舌が何処に位置していますか?上顎にペタリと着いていれば良いですが年齢と共に舌が下がり前に滑り始めます。その結果『舌痕(ぜっこん)』という舌周囲に歯形が付く様子が見られます。勿論体内に水分過多の場合「舌の浮腫」となった結果でも舌痕は付きますが高齢者の多くは舌の力不足•筋力低下が原因が多く見られます。舌を上顎に押し付ける力は全身の筋力を表すと同時に誤嚥の予防を左右しますので重要です。鼻で呼吸さえすれば良いのでは無く舌の位置、舌の力も意識して鼻呼吸を多くしてください。最後に歯と歯を接触させるだけでも交感神経優位になりますので「口唇は閉じて歯は離し舌は上顎へ」ということを癖にしてください。