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非国民!

2020.08.27 | Category: 院長ブログ

既にコロナウイルスに感染するか、しないかは「ロシアンルーレット」に似て来たと思えるほど。初めのうちは「繁華街それも密着する店に近寄らなければ大丈夫」と言えました。確かに最近でもニュースで東京公認の表示をしていた店だったと聞きました。もし本当なら2m離れて客に酒を注ぐとは思えませんから店の造りが「公認仕様」だとしても人と人が密着すれば感染は免れないし、繰り返し不特定多数の人と長時間密着した接待をすれば従業員の危険度はマックスになります。しかし現在では繁華街に行かなくても「いつ誰が何処で感染してもおかしくない」状況になっています。海外ではコロナウイルスの恐怖から一切外出をせず食料品さえも宅配に頼った人がコロナ感染で亡くなったと投稿しましたけど「どれだけ抵抗しても感染リスクをゼロには出来ない」のに排他的な思考になっている人々が増えているのは悲しいことです。まるで戦争中に「非国民!」と国民同士が非難し合う構図そのもの。独裁国家体制だった東欧の某国が国民同士が互いに監視し合い密告して、隣人や酷い家庭は子供が親を密告して不当な扱いを受けたり一方的な裁判で処刑にまで至った人々が多かったと言います。そんなスパイだらけ誰も信用出来ないようなギスギスした国に日本はなって欲しくないのに「自粛警察」なる輩は「自分たちは正しいことをやっているんだ!」と正当な立場になった、権力者にでもなったかのような振る舞いをしているのです。そんな輩がコロナウイルスに感染したらどのように行動するのでしょうか?今度は自分が非難される立場に代わった時にどうするのか?泣こうが叫ぼうが、どれだけ規則正しい生活をしようが感染する時はするのです。排他的行動や発言は戦時中の国民同士の争いと同じ過ちだと一刻も早く気が付いて欲しいです。国のトップの体調が悪ければ早く代わって下さい。しっかりした国家の方針をトップ自ら「非難は悪」と強く訴えて疑心暗鬼の不満だらけの国家にしないで下さい。待てよ、そうか、分かったぞ。国民同士が憎み合うことで政府に目が向かなくなり国への不満が少なくなる。それを狙っているのか。流石です。しかし私は感染した人、疑いがある人のことを非難する輩が居たら言ってやりたい「非国民!」と。そんな国民同士が「いがみ合う」社会にさせないハッキリとした指針を示すのがリーダーの役目だと思います。

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全快堂

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院長宮木 謙三