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呼吸次第

2020.10.03 | Category: 院長ブログ

以前「深呼吸して下さいと指示すると殆んどの人が吸い始める」と投稿しました。呼吸とは本来、字の如く初めに「はく」次に「吸う」が基本で「深呼吸」の場合は、特に体内の空気を出来る限り出し切ってから新鮮な空気を体内に吸い込みます。先人たちは「呼吸の大切さ」を実感していたから『息』の言葉が入った言い回しが有ります。「息が合う」「息がピッタリ」「阿吽の呼吸」等々。「教えられ無くても自然に出来るから深く考えなくても」と言われそうですが、ITの影響で姿勢の悪さから「口が開きっぱなし」になり易く「口呼吸」に移行して『ドライマウス』になります。これはコロナ禍には最悪の呼吸ですが既に投稿済みですので。とにかく最低限「呼吸は鼻でして下さい」ということ。そして出来れば「ゆっくり深く大きい呼吸をして欲しい」ということです。そうするだけで多くの患者様の不快感が改善されてしまいます。どちらかと言えば「吸う時には身体が緊張」して「吐く時には弛緩」します(但し素早い強い呼気はパワーが出ます)。現代人はストレスから浅い速い不規則な呼吸になりがちで、その呼吸をすることにより更にストレスになりと悪循環。更に更に長時間座っていて姿勢が悪く前屈みが内臓を圧迫する為に「肺呼吸」にしろ「腹式呼吸」にしろ難しい状況になりがち。特に後傾骨盤で座っていると腹式呼吸は難しくなります。このように現代人は「浅い速い不規則な呼吸」が日常化されているので「頭痛、肩凝り、腰痛」は勿論、内臓疾患や精神疾患に陥る土壌が有るのです。だから今「良い」と言われている運動は呼吸重視のものが多く現代人の不快感改善を実感出来て人気なのです。極端な話「運動をしなくても深く大きくゆっくりな呼吸」をしているだけでも四肢筋力増強は無理ですが上記の症状改善が期待出来ます。ポカーンと開いているのは口だけで無く『目』も「まばたきの回数の減少」が指摘されています。画面凝視でまばたきの少ない結果の『ドライアイ』に。これからは乾燥が酷くなる秋到来。そして暖房器具が更に乾燥に追い討ちを。湿気はカビ発生によるアレルギー疾患にもなりますけど感染症は乾燥が大好きですから換気をしながら適度な湿度維持を心掛けて過ごしましょう。P.S.夫婦間のドライ関係改善策を誰か教えてくれませんか?

当院へのアクセス情報

全快堂

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院長宮木 謙三