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医療崩壊

2020.12.10 | Category: 院長ブログ

医療崩壊は本当か?確かに今の分類では医療崩壊に繋がるのは事実です。但し私だけかもしれませんけど医療崩壊と聞くとベッドが足りずに廊下にまで患者が寝かせられているイメージですが現在心配されている医療崩壊とは医療機器の不足と看護師不足というものです。確かにECMOは今までは使用頻度が多く無かったので台数が少ない足りていないことは事実です。しかし最初は分からなかった重症者への対応が分かりPCR検査の迅速化により「何でもかんでもECMOを」という現場での処置が減り多少緩和されつつ有ります。問題は看護師不足です。医療費削減の煽りは人員削減に繋がり労働条件の悪化が更なる看護師不足へと以前から悪循環を招いていました。そこに新型コロナウイルスの流行です。表現は悪いですが「これを利用して看護師不足、医療費削減をコロナ禍で一気に打開させようとしている感が有るのでは?」と先日投稿しました。医療関係者の方々からは大変批判を受けましたけど、ならば質問したい。「そんな考えは毛頭無いですか?」と。また問題を複雑にしているのは「指定感染症の格付け問題」です。この感染症が2類相当、実質的には1類に匹敵する扱いになっていることです。この為に防護服を着てゴーグルと手袋着用の上に消毒を完璧に求められる。通路やエレベーターも別々にしたりする必要があるし一般の患者は入れられない。もし患者が来ただけで噂になるのにクラスターが発生したら当分の間は風評被害が続くことでしょう。結果として一般のクリニックは新型コロナウイルス患者を診ないので病床が足りない=医療崩壊となります。指定感染症の1や2類相当は致死率50~90%と一緒に分類されている新型コロナウイルスは、恐怖が更なる恐怖を生み外出外食が減り経済が困窮。肉体的にも精神的にも壊滅状態となり現在無尽蔵?に配られている補助金や保証金が未来の経済負担を増大させて今後の労働意欲を削ぐ最悪のシナリオになっています。さてここで「何か打開策は有るのか?」と言えば『無いことは無い』のです。それは新型コロナウイルスの分類を5類にすれば良いのです。そうすれば一般的なクリニック等で新型コロナウイルスの患者の治療することが出来て病床の不足は無くなります。インフルエンザの流行が無くてコロナ禍で受診を控えている一般市民が再び通院してクリニックも潤いを取り戻します。残る問題は看護師不足です。流石に看護師を増やすのは一朝一夕には不可能ですが(つづく)

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全快堂

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院長宮木 謙三