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ワクチン接種

2021.02.19 | Category: 院長ブログ

今回のワクチン接種で日本人はワクチンに対してマイナスイメージを持っている割合が世界と比べ突出していることが分かります。それは何故でしょう?日本には以前から「予防接種で腕が動き難くなった」等々の身体に障害が残る重いものから「頭痛がする」「熱っぽい」「ダルくなった」等々の軽症のものまで報告されているので過剰に怖かっている結果かもしれません。特に最近では子宮頚がんワクチン接種との因果関係は不明ですが重篤な副作用が発生し訴訟の影響なのか積極的な子宮頚がんワクチンの予防接種をする方が激減しました。結果として子宮頚がんが増えて死亡者数が増えています。子宮頚がんは予防接種で半数が発症を抑えられる、初期で発見出来れば子宮も卵巣も温存出来て妊娠が可能ですが発見が遅れると妊娠が難しくなり症状によっては子宮や卵巣を切除しなければならない場合も発生します。ワクチン接種をしても6割程度の抑制効果しか無いのには理由が有ります。100種類以上あるHPV(ヒトパピローマウイルス)のうち15種類程が子宮頚がんの原因ウイルスと言われていて、その中でも全体の60~70%を占める16型と18型に対するワクチンに限定しているからです(他の型のワクチンは作らないのでは無くて作れないとも)。HPVの中には、がんにはならないが「尖圭コンジローマ(性感染症)」の発生と関わりのある低リスクのHPV6型と11型もあります。子宮頚がんは性感染症ですから性交渉で感染する病気ですので性交渉の有る女性の60~80%が生涯に一度は感染すると言われています。しかし約90%は免疫が働きHPVは自然消失してしまうと言われています。発症して早期発見を逃せば子宮摘出もしくは卵巣摘出をも余儀無くされる場合も有りますし、更には命の危機も有る恐ろしい病気なのに日本の子宮頚がんワクチン接種率は諸外国に比べ格段に低いことが今回の新型コロナウイルス感染症の予防接種の迷いにも影響を与えているのも一因なのは否めません。ほぼ毎日投稿している全快堂ブログですが今回一日空いたのは実は理由が有ります。私がワクチンを勧めるべきかどうか悩んでいたのです。全快堂の患者様方には影響の大きなブログで私が繰り返し「ワクチンの副反応の可能性」を投稿した結果「接種しない」と言われる患者様が少なくないことが判明しました。勘違いしないで下さい。確かに欧米人は血が固まり易い=血栓が出来易いと予想されますから日本人に比べ桁違いに欧米人の死亡者が多いと考えられます。だから米国または英国で作られたワクチンを日本人に接種した場合「出血し易いのでは?」とも考えられます。しかし健康体であれば逆にその過剰な作用も抑制出来るとも考えられます。従って「私は進んでワクチン接種します!」ので全快堂の患者様は最終的には自己判断ですが出来ればワクチン接種して欲しいです。万が一今後出血症状の患者様が多くなった場合は血液サラサラ食材を1ヶ月ぐらい避ければ安心と考えます。サラサラ食材を避けて血圧上昇が有ったら通常の食事に戻して下さい。「食材ぐらいで」と馬鹿するかもしれませんけど受ける側に出来ることは限られます。『医食同源』を信じましょう。

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全快堂

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院長宮木 謙三