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必死とか頑張れとか

2021.07.25 | Category: 院長ブログ

東京五輪が強行されています。メダル獲得のニュースで溢れています。本当におめでとうございます。私たちは「必死になって」とか「精一杯」とか口にすることが有ると思いますけど、オリンピックやパラリンピックに参加している選手たちを見ていると「あっ、安易に使ってはいけない言葉だな」と感じてしまいます。全くレベルが違い比べものにはなりませんが以前私がマラソンに出場した時の投稿とダブりますが読んで下さい。自分としては余力を残さず「精一杯」走っているつもりで「もう止まりたい」「もう歩きたい」と自身の限界?に近付きつつ有る状況で沿道から「頑張れ!」と言われても「もうこれ以上頑張れない」と言い返したくなる時が有ります。それなのに今はコロナ禍で駄目ですけど、いざ自分が沿道で応援する立場になると「頑張れ!」と声を出している自分に愕然としてしまいます(実際それしか無いんですよねぇ)。最近多い精神的に「いっぱい✕2」の患者様に対して「頑張って」という言葉が凶器になるのは分かる気がします。オリンピックやパラリンピックに出場してくる選手たちの練習風景や大会の様子をメディアが紹介しているのを見ると、自分では精一杯の頑張りが恥ずかしくなります。但し「私は」自分の頑張りを恥ずかしく思えるだけで「あなた」は、きっと「これ以上頑張れない」限界までの努力をしてんですから十分です。また少し休むことも必要だと思いますから精神状態と肉体的なコンディションに合わせて無理しないで欲しいです。さて、オリンピックに参加した選手たちの選手生命の終わり方が心配です。人気の有る種目でしたらテレビ中継での解説者の道や雑誌の取材依頼も有るからメダルを獲得しなくても食べて行ける場合も有りますけど、人気が無い種目だとメダルを獲得しても食べれ無いし参加前も競技に集中出来ないくらい副業に専念しなければならないことも有ります。また燃え尽き症候群に陥る選手もいますからメディアも注意深く観察して、たまには少し距離を置いてから取材申し込みして欲しいのが一般国民の個人的な希望です。しかし希望のメダルの色が獲得出来なかった悔しがっている選手たちに敢えて上からものを言います。運動が出来る肉体に感謝しましょう、生きてることに感謝しましょう、参加出来たことに感謝しましょう、このコロナ禍に。

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全快堂

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院長宮木 謙三