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現実的な話

2022.04.20 | Category: 院長ブログ

実際に言われた話なのですが、以前病院勤務していた時に「金はどれだけでも払うから元気な身体にしてくれ!」と言われたことが有りました。勿論手術が失敗したり医療ミスの患者ではありません。老化に伴い腰が曲がり膝のO脚が酷く杖無くして歩くことが出来ない方でした。しかしまだ70代だったことを覚えています。長寿社会になって退職後の期間が長くなりすました。しかし頼みの年金は「年金のみでの生活」は不可能な支給額です。そうなると死ぬまで働ける体づくりが必要となります。せめて通院や介護が不要な「死ぬまで元気」な身体が必要となります。それは言い換えれば「金を儲けれなくても金を遣わない身体を手に入れる」というです。この考え方は「とても」大事な考え方です。「あと何年生きるのか?」分かる人は居ないから悩むのです。自分の身体が「どんな状態なのか?」分からないから悩むのです。「毎年人間ドック受診して4ヶ月ごとに血液検査しているから大丈夫」という患者様に「大至急検査して!」と言って凄く怒られた話は投稿したと思います。結果は『余命1ヶ月』の宣告でした。「異常無し」とは「大丈夫だから安心して」ではありません。異常な箇所が「たまたま引っ掛からなかった」という結果だから違う角度から結果したら異常かもしれないのです。もし私が余命を知ったら私の場合は借金しかありませんけど、皆さんの場合は今の財産と今後の収入を「死ぬまでに遣う生活費」「子供たちに残す金」だけで無く「上手に老化していく為に遣う金」の三つに分けることを提案致しますけど、当然私が儲ける為に提案しているのではありませんから勘違いしないで下さい。「寝たきり」「認知症」に成らなくても、死ぬまで毎日のように「痛い痛い」と言い続ける老後が長期間を避ける為、それが「上手に老化していく為に遣う金」です。自己管理が完璧な人は居ませんけど「私は大丈夫」と過信している人が多いことに驚きますが、反対に自己管理の甘さを人のせいにする人の多さにも驚きます。今まで筋トレして無かったり毎日筋トレしていても筋力が必要な箇所に無いことが痛みの原因なのに「良くならん!」という人。何処に通っても治る筈が無いです。治りたいなら「その考え方」から治さないと。金は大事ですから有効に遣わなければ。その有効とは楽しいこと?孫との時間?美味しい食事?痛みの無い生活?私は我が儘だから全てを手に入れたいです。だって頑張ってきたんだから人生の最期くらい御褒美が欲しいじゃないですか。少しの努力と少しの我慢とが快適な最期に導いてくれます。少しブラックな話ですが本当の話です。

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全快堂

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院長宮木 謙三