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緊急承認

2022.07.22 | Category: 院長ブログ

日本は薬の承認に厳しい。いや、厳し過ぎる。厳し過ぎて結局必要な時に使えずに国民の生命さえ危ぶまれることに。国は過去に薬で過ちを犯して集団訴訟に発展した経緯が有り、それを未だに恐れて現在も、そして今後も承認見送りを繰り返すことであろう。情けないなんて言っていられない、何故なら国民の生命が関係しているのだから。結局政治家は口では「国民の生命を守る」と宣ってはいるが矢面に立つのが嫌、責任追及させるのが嫌で誰も猫の首に鈴を付けに行かない。しかし選挙時の投票率が上がらないから無責任な政治家が再び当選する結果に。結局は国民が悪いことになる。コロナの治療薬を承認見送りでいつまで経っても競争率の高く入手困難な、高価な海外産の治療薬を購入せざるを得ない。国内の製薬企業の薬を承認しない理由は「絶対治るとは言えないから」「絶対安全とは言えないから」ごもっともな回答ではございます。しかし世界中でコロナが蔓延している現在、絶対安全で絶対治る薬なんて世界中何処にも無いのは分かっている筈。青い鳥はいないのに探し続けている。今この時も感染して苦しんでいる人は何とかして欲しいと思っている筈。だったら日本の製薬企業が日本人で苦しんでいる人に「効果はまだ不明な点が有ります」と断りを伝えた上で感染者本人に使うか使わないかを選択する「特別承認」という見切り発車でもいいんじゃないかなぁ。そうすれば日本人に効果の有る安全な薬が早期に出来上がる可能性が出てくる。結果として薬の安定供給が可能となり海外に薬を売れば収入も増える。感染者が助かり・疲弊している医療関係者が助かり・日本の製薬企業が儲かり・国の出費が助かるのに何を躊躇しているのか?何故早急に政治決断しないのか?それは「責任を問われたくない」だけ。この国の未来を考えることは杞憂なのか。

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全快堂

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院長宮木 謙三