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呼吸

2022.10.30 | Category: 院長ブログ

以前投稿しましたけど出版されている本が有るように寿命は心臓の回数が一定に達した時に尽きると言われています。だからスポーツ選手は過激なトレーニングをする為に当然心拍数が増えて超一流の選手に成れば成るほど比較的短命です。当然心臓のみならず他の臓器や血管にも多大な負担が生じるので生まれながらに弱い箇所が悲鳴を上げるケースも有ります。呼吸は「活性酸素」という厄介者がいます。これは本来の仕事はウイルス等々の外敵攻撃部隊なので適量は必要ですが多過ぎると自身の体を攻撃してガンを発症させたりします。しかし過度の運動(スポーツ)で呼吸数が増えれば活性酸素も増えてしまいます。さてテレビの影響は恐ろしいです。100歳を超えて元気な高齢者の食事や運動を見せて視聴者に「こうすれば長寿になるんだ」「こんな食事をすれば寝たきりにならないんだ」と思わせる。しかし著名人の発言と同じで都合の良い部分だけの『切り取り』『貼り付け』で特定の商品が売れたり間違ったトレーニングが推奨されることになります。賢い消費者・視聴者に成らなくてはいけません。では単純に「活性酸素を最小限にするには?」の答えは「効率良い呼吸を身に付け呼吸数を最小限に抑える呼吸法を身につける」のです。「効率良い呼吸なんてわからないよ」と言われそうですが、これも投稿済みですが「吐いた息(呼気)には酸素が多く含まれている」のです。だから息が苦しいのは炭酸ガスの濃度が高くなるからで酸素が少ないからではありません。でも勿論酸素摂取も必要ですから「炭酸ガスを沢山吐いて酸素をいっぱい吸い込むこと」です(分かっているわ!)。自然に呼吸をすると個人差は有りますけど1回に500mlの換気がされるのですが、その時に150ml換気されないガスが発生します。それを少しでも排出すると凄く楽に動けます。そこで(あくまでも)気付いた時だけ自然に息を吐いた呼気+意識して「もうひと息吐く」ようにすると炭酸ガス濃度が低下すると同時に大きなガス交換が出来ます。すると運動パフォーマンスは上がりますし安静時には呼吸回数が少なくなります。これなら活性酸素も増えず日常生活は楽に動けるようになります。更にこれも投稿済みですが「あまちゃん(NHK連続テレビ小説)」で有名な海女(あま)さんの独特な呼吸方法『磯笛え』にヒントを得て少し圧力を加えて息を吐くようにすることにより肺内でも圧力が上がり残っている酸素が体内に吸収され易くなります。私は毎朝ジョギング通勤ですが、この呼吸法をすると心拍数が上がっても苦しく無くタイムも縮められることを体感しています。高齢になると呼吸が原因の疾患や死因が多いことを考えると今から少しの努力を癖にすると良いでしょう。

当院へのアクセス情報

全快堂

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院長宮木 謙三