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こけちゃいました

2016.09.04 | Category: 院長ブログ

『こけちゃいました』という有名な言葉を残した谷口博美選手。しかし実は正確には『靴踏まれて脱げちゃいました』なんです。オリンピックのマラソンで給水の時に他の選手に靴を踏まれてのハプニング。しかしコレには更に4年前の事から話す必要が有ります。4年前のオリンピックには瀬古利彦さんがマラソンに参加されていました。瀬古さんは足に吸い付くようなピッタリの靴が好みでオリンピックでもピッタリサイズを希望しました。しかしスタッフは1センチの余裕を勧めました。どうしても納得のいかない瀬古さんは『コレで駄目なら自分の責任』と直前にピッタリサイズに変更。結果として足の痛みで惨敗したと聞きましたが当時『修行僧』との異名を付けられたほど自分に厳しい瀬古さんでしたから真相は未だに闇の中です。日本ではマラソン、駅伝は『冬』がメイン。箱根駅伝では路面が凍っていて転倒する場面が有るほど気温も路面も温度が低い。それでもマラソンを走るなら足が膨張するので5ミリほどの余裕が必要な靴を、オリンピック時の気温と路面温度を考慮すれば1センチは決して大袈裟な提案では無かったのでした。その反省を踏まえて谷口選手には逆に少し大きめの靴が与えられた為に結果として不幸にも『踏まれたら脱げた』となった訳で4年前の瀬古選手の事が無かったら谷口選手の靴は脱げなかったかも知れませんね。日本はオリンピックで金メダルに最高に近付いた『男子マラソン』の2回を逃し、以降なかなかメダルに近付けない、マラソンだけに『冬の時代』が続いています(何を上手い事言ってるんだ!)。選手の皆様は、どの種目の選手でも『メダル』と言われプレッシャーに押し潰されそうになり可哀想と思います。しかし失礼ですが人気の無い種目は注目されず逆に可哀想。注目され無ければ資金面でも難しいですよね。さぁパラリンピックの開幕です。パラリンピック出場の方々の努力は並大抵の物では有りません。肉体的にも精神的にもハンディキャップを受け入れる所から始まり、それを乗り越えての練習。しかし医療費が必要なのに殆どの選手の収入は苦しい上に、器具も特殊性が高い為に大量生産されていない(一人一人のオーダーメイド)=高額となってしまいます。そして練習環境も不足している。考えればキリがない。しかし皆様が注目すればスポンサーが付いて収入や練習環境に期待が持てます。国民的なテレビや各種の募金活動も素晴らしい事ですけどパラリンピックに注目するだけでも素晴らしい応援になるのです。だから世間もマスコミもオリンピックほどの注目は有りませんが皆様で盛り上げましょう『頑張れ日本!』。

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全快堂

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院長宮木 謙三