MENU TEL

Blog記事一覧 > 院長ブログ > 浦田理恵さん

浦田理恵さん

2017.01.16 | Category: 院長ブログ

浦田理恵さん(39)を知っていますか?ゴールボールの選手でロンドンパラリンピックでは日本の団体で初の金メダルを獲得した方です。ゴールボールとはバレーボールコートと同じ広さで行われルールはサッカーに似ていて1.25kgの中に鈴の入ったボールを相手ゴールに入れれば勝ちというスポーツです。音を頼りに試合をするので沈黙の格闘技とも言われ視角を完全に遮断する必要が有るので選手全員がアイパッチという絆創膏を目に貼り付け、その上から真っ黒のシートを貼り付けたゴーグルを付けて対戦します。守備側は9mの横幅のゴール前を3人で寝そべって防ぐのですが、相手は6m前方に出てきてボウリングのように勢い良くボールを転がします。これをゴールから3mの位置で全身で受け止めるのは痛いのと音はすれど見えない恐怖が交錯します。この競技は音が頼りなのでプレーは静寂の中で行われます。彼女は20歳の時に『網膜色素変性症』で視力を失いましたが小学校の先生を目指していたので卒業はしましたが先生には成れず自殺を考えた日々も有ったそうです。お母さんは娘の失った視力にとてもショックを受け自分を責めましたが気持ちを切り替え『自分の出来ることを見つけなさい』『自分が動かないと何も始まらない』と厳しく彼女に叱咤激励をして頑張り始めた25歳の時にゴールボールに出会ったとの事です。何度も困難が有ろうと立ち向かう彼女だからこそパラリンピックでの金メダル獲得に繋がったのですが忘れてはいけないのが母の愛ですね。最後に網膜色素変性症ですが動物実験ではi-ps細胞で視力回復がほぼ成功しているので近い将来、ヒトでも視力回復が期待出来ます。ガンバレ浦田理恵さん、ガンバレ日本!

当院へのアクセス情報

全快堂

所在地〒470-1151 愛知県豊明市前後町鎗ケ名1879-2
電話番号0562-85-5973(電話予約は必ず必要になります)
休診日日曜日(隔週)お休み
院長宮木 謙三