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好奇心旺盛

2017.05.24 | Category: 院長ブログ

84歳の患者様が来ています。三好から自分で運転しています。更に高齢ドライバーも遠方から来ています。高齢者ドライバーの是非は今回は話題にしませんが、それからも分かるように大変アクティブな方です。とにかく質問が多く何でも挑戦する人です。他の人に勧めるサポーター(その方には不要)でも欲しがります。『コレは必要有りませんよ』と言っても『痛くならないように予防したいし、将来必要になるかも知れない(アナタは100歳を軽く超えるでしょうね)』確かに、その方の仰る(おっしゃる)通りです。またランニング用マシーンを他の患者様が使っていたら『私もコレやりたい』と言って来ます。どういう物か見ていたので説明不要と考えて乗せ『ゆっくり動きますよ』と声をかけてスタートさせると、これが一歩も歩かない。正に『ベルトコンベアの上の荷物状態』で後ろに移動してしまって私に向かって一言『先生!コレ、大丈夫ですか?』おいおい、機械が悪いのか、それとも私が悪いのか。その辺はやはり高齢者だと一瞬にして理解、大慌てで『歩いて下さい!』と言って事なきを得た訳ですが、とにかくアクティブな方です。他の高齢者の方も元気な方ほどアクティブです。『寝たきりにさせない』『弱くさせない』『認知症にさせない』のは食事、運動、治療と有りますが、何と言っても『家族が世話をせず放っておく事』です。付き添いの家族は姿を見せず高齢者同士が連絡を取り合って全快堂に来る。受付では手帳を見て互いのスケジュール調整して次回の予約を入れる。危ないとか良かれと思って世話をすると、頭も身体も能力を発揮出来ずに低下してしまうと思います。『アレっ、コレって子育てと同じ?』そうなんです。確かに高齢者の場合は子供と違って転んで骨折、寝たきりになるパターンが多いですから介助しがちです。でも365日24時間付いている訳ではありませんから、転ぶ危険も有ります。転んでおけば自然に手が出ますし転ぶ衝撃や転び方もマスターします。しかし『危ない!』と転ばぬ先の杖を出して過保護状態にしていると、いざ転倒すると被害は甚大になります。しかし頭で分かっていても気が付いた時には介助しなければ危険な年齢になっている事が往々にして有るのです。そこで全快堂が出した『寝たきりにさせない、ならない人生を過ごし方』は次回のブログで(すいません)。また『長文過ぎる!』と苦情が来ますから。では明日、バイナラ!

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全快堂

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院長宮木 謙三