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好奇心旺盛2

2017.05.25 | Category: 院長ブログ

昨日の続きです。『寝たきりにさせない、ならない人生の過ごし方』は一般的に高齢者が対象になります。世間では高齢者定義の年齢が後退しています。それに伴って定年退職の年齢が60歳から65歳になり、70歳75歳や80歳になる日も遠くない事でしょう。それは平均寿命が伸びた事も有りますが、裏に政治家や官僚、年金機構の怠慢とずさんな管理が招いた失敗を『おとなしい日本人』が『年金受給開始の後退』という形で黙って受け入れた事にも有ります。しかし今回は『年金の失敗』は問題にしません。高齢者対策は何歳からやれば良いと思いますか?人によって違いますが私は60歳頃から高齢者と思って対策し行動するのが好ましいと考えます。世間の考え方に流されて80歳で高齢者と考えても悪くは無いですが、80歳では当然無理が出来る身体ではありません。『対策、行動』とは具体的に何をするのか?高齢になって関節も固く、筋肉と骨が弱くなるので転倒すれば上手に転べず骨折する可能性は大きいです。勿論何歳になっても筋トレをすれば筋肉が付いて骨が丈夫になり関節も柔軟になりますが若い頃程の効果は期待出来ません。突然ですがココで質問です。『アナタは最近転倒しましたか?』と聞けば、きっと『子供の時以来、転んでないなぁ』となります。久しぶりに転倒するのにケガしない転び方は出来る筈が無いです。だからやるべき事は1つです。『転び方の練習をする』のです。しかし60歳の時点で既に運動神経が衰えていたり運動器が弱くなっている人ならば、もっと以前から転倒の練習をしなければなりません。故意に布団の上で転んでみる。大丈夫そうなら畳の上でも転ぶ。そして自分の将来を見据えて毎日繰り返し転ぶ必要が有るのです。患者の皆様、60歳になったら転倒の練習を始めましょう!本当は柔道の受身を覚えて欲しいですが60歳から柔道を習いに行く人も少ないでしょうから自宅で転んで下さい。そして体得して下さい『ケガしない寝たきりにならない転び方』を。注意ポイントは『練習で本当にケガしない事』と『家族に断ってから転倒する事』です。最初は膝立ちの状態から転倒する。そして徐々に実際に転倒する体勢に近付けていくのです。でも本当にケガしたら全快堂に来て下さい(って荒手の営業かよっ!)。どうにもならない年齢になってから突然転倒すれば被害が甚大になる事は予想出来ますよね。しかしこんなに転ぶなら吉本新喜劇のメンバーになっていたら良かったなぁ。

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全快堂

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院長宮木 謙三