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痛みを取り去るべきでない

2016.01.09 | Category: 院長ブログ

『痛みを取り去るべきでないのか?』私の最大の疑問で治療中はいつも自問自答している事です。『何を考えているの?痛みを無くして欲しいから全快堂に行くんのに。だから一刻も早く痛みを取り去って!』と怒られそうです。でも全快堂に長く通院している患者様なら分かる筈です。例えば貴方が痛風で食生活の改善が必要なのに薬で痛みが無くなれば食生活の改善を意欲的にしますか。ビール、大豆製品、魚及び魚卵類の禁止、適度な運動とストレッチを約束をしても痛みが無ければ守れますか?私の考える最高位の治療家は人の弱さを見極めて何を言われても本当に患者様の将来を考えて根本原因のみを治療して痛みは取り去らない人だと考えます。患者様自身に二度と病気にならない生活を植え付けた後に初めて痛みを取り去さる人が尊敬出来る真の治療家で、私が目指すのはソコだと常々考えています。しかし理想とは程遠く『とりあえず痛みを無くす』事をやってしまう『情けない』と日々悩んでいるのが現状です。患者の皆様、本当にごめんなさい。前述の長期通院している患者様逹は『食生活を含む生活習慣の改善をすると検査データの改善に直結する』事を長期通院している間にもう何度も経験しているので安心なんです。しかし私が気掛かりなのは『ぎっくり腰をやりました』とか『肩が痛い』『膝が痛い』『寝違えました』とかで来院して、とりあえず痛みが取れれば『痛くなったらまた来ます』と帰る患者様逹です。『貴方は根本原因を治さないと将来苦しむよ』と伝えたいですが『あっ営業トークだ』と思われるのが嫌だから『どうぞ』と帰してしまう。それならいっそ根本も治さないが痛みも取らない方が患者様には良いかもしれません。その治療家が二流なら私は更に下の三流となります。今回読んだ人は『コイツ大丈夫か』と感じるでしょうね。実際に治療に携わっておられる先生方でさえ『そんな事は考えなくていい』と。とりあえず答えは出ませんが患者様を真から治したい事を伝えて一巻の終わり。

当院へのアクセス情報

全快堂

所在地〒470-1151 愛知県豊明市前後町鎗ケ名1879-2
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院長宮木 謙三