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この季節

2019.04.02 | Category: 院長ブログ

この季節毎年のように何回も「危ない人が増える」と伝えて来ました。危ない人で無くても「落ち込む」「無気力」という『ネガティブ』な気分になる人も多い筈。先日も「いつもネガティブな考えが浮かぶんですけど、この季節は特にネガティブになるんです」と相談されました。実は「あなただけでは無いんです」よ。そもそもヒトはネガティブに考える生き物で「ネガティブだからこそ生き残れた」んです。もっと正確な表現をすると「ポジティブな奴等は生き残れなかった」んですよ。ヒトの祖先が生存する為に当然の事ながら食べ物を獲る必要が有りました。食べ物が豊富な地域や場所は危険が沢山有った(ハイリスク-ハイリターン)ので確率的に考えても常時食べ物を取得出来たとは考え難いですよね。だからハイリスク-ハイリターンを狙っていた子孫は絶滅して行き、石橋を叩いて渡るタイプは食べ物が少なくても危険が少ない所を選ぶ慎重さだったからこそ生き残れたのが現代人の祖先だったのです。その考え方が染み付いた現代人がネガティブなのは納得出来ると思います。もしもハイリスク-ハイリターンだったら「腹も気持ちも弛み」危険回避能力は低下します。こんな話を聞いた事は有りませんか?宝くじに当選した人が不幸になったと。これは突然『泡銭』が入って気持ちが弛んだ例です。またギャンブルをする人も「私だけは勝てる」というポジティブ思考の人です。でも偶然勝ったとしても勝ち続けれる筈も無く負ける=狩猟時代なら「死」ですよね。「でもビジネスではポジティブ思考の人が成功しますよね」と言われました。皆がポジティブに憧れるから注目され人気者になります。メディアも報道するので「ポジティブ思考は成功する」というイメージが付きます。注目されれば営業成績等は上がります。そこで調子にのって転ける人も多いですし期待が大きくなり企業でも粉飾決算や一気に大幅な赤字転落する企業も見受けられます。成功者への妬みも企業経営に影響する事も。しかし大半の企業は日本人の考え方である儲かっても派手な振る舞いはせず質素倹約に努める経営方針で「老舗」と言われる企業が多く在ります。まぁ成功者である皆様と一緒にしては失礼かもしれませんけど私などはネガティブになりがちな春は花見をしてパァーっと気分アゲアゲに。そう言ったら「そもそも先生はネガティブになるんですか?」だって(鋭い!)。花見の筈が花粉症で鼻水に成らないようにして下さい。P.S.しかし『令和』は全く考えていませんでした。偉い学者様が分からないんですから私が分かる筈は有りませんね。

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全快堂

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院長宮木 謙三