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本当にいいの?

2022.02.06 | Category: 院長ブログ

今だからもう一度投稿させて頂きます。2022年4月の診療報酬の見直しが検討されている。「高齢者で医療費増大に歯止めを掛ける為」という至極当然のことだが偏屈な私は色々な仕掛けを勘繰ってしまう。診療報酬とは医師らの技術料や人件費にあたる本体部分と薬や医療材料の価格に当たる部分から成るのですが検討されて引き下げられるのは薬や医療材料費部分ですから「ブラボー!」と叫びたい。しかしその陰で全国の公立・公的病院の病床は4年間で5700床削減されているのです。コロナウイルスが蔓延していて毎日メディアが「医療逼迫が迫っている」「病床稼働率が高くなって」というのに5700床も既に削減されているのです。きっと更に削減数は増えていくことでしょう。確かに医療費増大は問題ですし空きベッドは赤字垂れ流しの原因ですから理解出来ます。しかし民間は今回の対応でも分かるようにコロナ患者受付を理由を付けて拒否している。それでも国からの補助金で赤字にならないから安心して拒否できる。その時に行き場の無い患者の頼りになるのは公立・公的病院です。そのベッド数が更に削減された将来に、弱い立場の患者たちは民間病院に健康保険による窓口負担金以外に菓子折りの二重底負担金が物を言う時代が来るかもしれないのです。実績に病院に受け入れられないから自宅療養者が増え容態急変でも受け入れ拒否が発生しています。それでも病床削減と公立・公的病院を民間病院に移行推進しますか?少し立ち止まる時かもしれません。病院側としては診療報酬引き下げは辛いですけど経営は成り立つように患者を民間病院に集中させようと「空きベッドは削減」を推進しているのでは?と考えるのは不謹慎でしょうか。

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全快堂

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院長宮木 謙三