50年前に事故で脊損、下半身不随になり車椅子生活を余儀なくされた患者様が来ています(以前投稿しました)。初診は1年前で仰向けで寝ても僅かに脚が動く程度で脚を動かすことなどは考えても無くて「息が止まる程の激痛」が日に何十回も襲って来るから「どうにかして欲しい」と来院されたのが出会いの始まりでした。その脚が徐々に動き出し、今では来院当初の激痛が弱い痛みになり回数も1週間に数回程度になり、なんと車椅子に掴まりながらですが股関節屈曲が80度•膝関節は140度超えを達成する迄になりました。しかしその順調な下半身の変化に急に陰りが見えてきたのです。「えっ何で?あんなに順調だったのに何故?」と尋ねると先週から突然下半身のリハビリが始まったと言うではありませんか?50年間放っておいて痛みが低下し動き出したらリハビリするなんて「成果の横取り?」でも考えているかのようです。別に私は感謝して欲しいとか全くありませんので何をされても構いませんが患者様の身体が悪くなることだけは納得出来ません。しかし思い違いかもしれないので2週様子を見ていますが明らかに脚の上がりが悪くなっています(動画で検証済み)。もう少し様子を見て悪化が決定的になったらリハビリを中止してもらうことも視野に申し出るつもりです。しかしそれは医療従事者のプライドを傷付けることなのでスンナリ行くか?音便に済ますには更に私の治療をパワーアップしてマイナスに陥った動きの悪さを上回りプラスにするしかありません。単なる一時的とか思い過ごしなら良いのですが。今朝のミュージックはSAS(サザンオールスターズ)『思い過ごしも恋のうち』に決定!
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