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何故開催するのか

2021.07.11 | Category: 院長ブログ

東京五輪開催を何故開催するのか私の足りない頭で必死に考えてみました。これは私たちの誰もが陥る危険が有る精神構造でも有りますから、この機会に学んで注意して下さい。人間は生まれつきは「快楽原則」です。快楽原則とは「食べたい」「寝たい」「○○が欲しい」等々生きる為の本能ですから決して悪いことではありません。逆に快楽原則が無ければ生きていけません。自然動物の世界は快楽原則ですから弱肉強食は究極の快楽原則です。幼い子供の行動も食べて・寝て・欲求が通らないと泣き叫びます。玩具を他人から奪うことも自然な行動です。しかし成長すると親や周囲から教えられます。『我慢』という言葉です。それは精神や肉体や物質という多方面に渡ります。朝早く起きて保育園・幼稚園に行く。幼い子供にとっては「まだ寝ていたい」「保育園・幼稚園に行きたくない」かもしれません。現場でも我慢の連続です。玩具の取り合いや給食までの我慢座席に着いているのは幼い子供にとっては難行苦行に他ならないです。家庭なら自由にダラダラ出来ていたのに。同じようなシチュエーションが弟や妹が出来た時に今まで自分が独り占めしていた両親の愛情が急に少なくなった時です。そうすると兄弟は敵です。それが嫉妬心で有り兄弟ゲンカに発展するのです。だから賢い両親は「小さな子は守ってあげてね」と教えて出来たら褒め称えます。これを繰り返すことで両親は同時に上の子供にも愛情を与えるので上の子供は我慢をせずに素直に育ちます。しかし褒め称えるにも限度が有ります。「あなたは凄い」「何でも出来る」等は良いですが常に自分が一番と教えていると他の子供を否定する考えが芽生えることが発生することも有りますから注意が必要です。また褒め続けるには子供に密着していないと無理ですが普通の家庭なら両親も忙しい筈。ここで貧富の差が生まれてきます。お手伝いさんや家庭教師が常に居る金持ちの家庭は「自分が特別」という考え方が染み着く間違いが発生する場合が有ります。何か問題が有れば大人たちが対応してくれる。それは金銭的な問題で解決する場合も。それを繰り返して成長してしまうと『現実原則』が育まれない可能性が有ります。現実原則とは快楽原則の逆で我慢することです。嫌なことが有っても逃げないで自身で対処することです。例えば勉強やりたくなくても将来の就職口は安泰なら私立学校を金の力で卒業することや、トラブルも周囲が対応してくれたりと矢面に立つことが少ない。そのまま成長すると「大人に成れない=我慢が出来ない」「大人に成れない=他人のことを考えられない・他人の痛みが分からない」人格が形成されて年齢的には大人に成ります。ずっと大企業の親の収入で不自由無く食べてきた生活、就職口で嫌なことが有り仕事を辞め再就職しても我慢が出来ず引きこもりに。50歳過ぎても働かず親の年金頼りの生活する。最近多い事件「親の遺体と暮らしていた」パターンはコレ。事件や事故を起こして逃げるのも快楽原則が染み着いている場合や『ゲーム脳』になっているとリセットすれば無かったことに出来るからバーチャルと現実の境が不鮮明なパターンも。さてやっと本題の五輪問題に。政治家の二世三世が快楽原則脳だと私は考えています。五輪開催で利益を確保する輩が政治家の周囲を固める(ブレーン)と外部からの中止の声が遮断されるし決断もさせてもらえない状況に。YESマンしか居ないからGO!サインしかない。問題山積でも金で解決、何とかなるし失敗でも生活出来る十分な金は有る人が決断権を握っているから中止になる筈が無い。やはり国のトップに立つ人は快楽原則脳では無くて現実原則脳の人で無くては駄目ですね。

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全快堂

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院長宮木 謙三