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思い込みの恐ろしさ

2016.04.01 | Category: 院長ブログ

最近『思い込み』の恐ろしさを実感している。戦争末期の特攻隊員は敗戦を感じていたと聞きましたが、本土に居た日本人の多くは開戦から2年くらい迄は『日本は勝つ』と軍事教練の結果信じていたと聞きました。現在テロを起こしているIS中心の人々は自分達こそが正義で勝利する事を信じて、自分の命を含め他人の命を奪っても信じている宗教に突き進んでいます。人間関係においても誰かの噂で『あの人は』なんて思い込んでいる場合が周りに有ると思います。完全に思い込んでいれば、それさえ気付いてないかも知れません。私も誤解され何度か悔しい思いをした事が有りますが『あの人はそんなふうにしか私を見てくれていなかったんだ。ちょうど縁を切る良い機会だったんだ』と思うようにしています。まさに『去る者、追わず』です。でも今回は患者様の事で気になる事が有ります。『この薬飲むと必ずお腹が張るのよ。止めてもイイかしら?』即答しました。『この国において薬の服用を指示出来るのは医師又は薬剤師です。その方々の指示に従って下さい。ただし医師は忙しい事が多いので紙に書いて差し出すか薬剤師に聞くのが良いのではないでしょうか?』と。でも私は知っています。その患者様が薬を服用しなくてもお腹が張っている事を。そして、その薬は患者様にとってとても大事な薬であることを。なんか売れない小説のような言い回しになりましたが、思い込みは時に命取りにもなります。感情的に『好き嫌い』で決めるのでは無く『必要か不要か』を一度冷静になって、また他人の意見に耳を傾ける時も必要ではないでしょうか?最後に『女性の相談は意見を尋ねているのでは無く聞いて欲しいだけで結論は既に自分が決めている』と聞きましたが「その通り」ですね。下手に違う事を言えば機嫌が悪くなります。だから仕事場では前述の通り命取りになっては困るので的確に応えますがプライベートなら自分の意見を応えないに限ります。コレが女性を含めて人と衝突しない『付き合い方』ですね。

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全快堂

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院長宮木 謙三