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対岸の火事

2022.03.19 | Category: 院長ブログ

ロシアによるウクライナ侵攻を「対岸の火事」と他人事のことのように考えている人がいます。確かに距離的に考えれば遠い国の話です。しかしそれは大間違いです。ロシアという国が想像を遥かに超えるように大きな国だからロシアの西の端のクリミア半島の突然のロシア併合「戦争」は、東の端の日本が北方領土から突然攻め込まれる軍事侵攻では無くて「戦争」だったとしても可笑しくない出来事だと云うことを平和ボケの日本人は改めて認識しなければいけないのです。現にロシアがアイヌ民族の人々を「ロシア国民」と認める発言を知っているでしょうか?これによって「アイヌ民族の人々は日本人から差別され迫害を受けているから助けなければいけない」という理由で北海道に進軍してくることはウクライナの出来事と同じなのです。実際明治政府はアイヌ民族の土地を武力で奪いました。また恥ずかしいことに一部の日本人は差別していましたから「全くの嘘」とは言えません。「いやいやロシアが日本に侵攻したら米国が国連が世界が黙っていないよ」と今の状況を見て言えますか?「日本はウクライナとは違うから」と言い切れますか?核ボタンを持ち出せば世界は手を出せないと証明してしまった今回の出来事。それに実際にソ連という国は信じられない暴挙を日本に行った過去が有ります。私の父の兄は昭和20年8月15日(終戦)以降に戦死(正式には終戦後なので戦死では無い)しています。「えっ?」となりますよね。詳しくは『占守島(しゅむしゅとう)の戦い8月18日~21日』で調べて下さい。簡単に説明するとポツダム宣言を受け入れ無条件降伏した樺太や近隣諸島の日本兵は武器を回収され帰国の準備をしていた。そこで突然銃声が鳴り響き戦車が突入してきて丸腰の多くの日本兵が無抵抗のまま死んでいったのです。仕方なく地中に埋めた銃を掘り起こした日本兵は数多くのソ連兵と戦車には敵わなかったが海中投棄寸前だった戦車に残り少ないガソリンを集めて必死に抵抗していた。これを知った米国トルーマン大統領はソ連のスターリンに即刻攻撃の中止を進言したが、彼はその忠告を無視して日本兵への攻撃続行。樺太を南下し現在の北方領土を占領し「占守島」もソ連の手に陥る寸前だったが日本兵の激しい抵抗に終戦に至った。そんな国の復活を目指しているプーチンだからウクライナが巧く行ったら、または失敗したら次のターゲットは日本でも「無くは無い」のです。武器を持つから戦争になると言ってた奴等は急に声を潜めているし「話せば分かる」という人に「言っても分からない輩もいる」と言いたい。銀行強盗やナイフをチラつかせて金を奪う犯人に説得だけで解決は難しいし時間が必要となる。強盗なら対応出来てもロシアと中国と北朝鮮の攻撃が同時に他方向からミサイル、戦艦、戦闘機に上陸部隊に戦車等が来た時に自然災害(地震と津波等々)が来ないと誰が言えるのか?「とりあえず」優先順位で出来ることから徐々に準備することが必要です。今はロシアと中国と北朝鮮の脅威を頭に入れつつ新型ウイルスと自然災害に対応するしかありません。でもどんな状況になろうとも「健康でなければいけない」ことは疑う余地はありません。

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全快堂

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院長宮木 謙三