名古屋大病院がパーキンソン病総合医療センターを10月から開設するそうです。昨日も偶然パーキンソン病の話でしたが関係ありません。パーキンソン病は運動機能障害•便妼•頻尿•不眠•うつ•認知症等、多方面に症状が出ます。ですから家族と各科の医師•看護師•リハビリスタッフ•医療ソーシャルワーカー等の多くの人々に動いてもらわ無ければならない病気なのです。でも優れた医学的立場に無い私のような者はパーキンソン病に対してアプローチするのは『根っこ』のみ、それも予防中心です。パーキンソン病が発症した後では上記のように色々な症状を悪化させてしまいます。西洋と東洋の特徴としては、個々の症状に対応して個々に薬を出すのが得意な西洋医学に対して東洋医学は個々の症状を総合的に鑑み病名とし『人(患者)』そのものにアプローチするのが得意です。他の表現なら西洋医学は枝や時には葉っぱ一枚一枚にまで対応するのに対して、東洋医学は幹や根っこにアプローチするということです。勿論ヒトの身体は樹木ではありませんが枝や葉っぱに対応したら凄く多くの労力と薬剤が必要となりますから私一人では到底無理。だから全快堂は東洋医学を選んで正解でした。まるで第二次世界大戦時の米国の産業力と日本の竹やりのようです。しかし竹やりも使い方次第で、切り株が足を突き刺すこともあるのです。物騒な話になってしまいましたが昨日も新患の方が『首が凄く痛く腕も痺れる』と首•腕•背中•腰と下を向いたまま歩幅も狭くやって来ました。10分余りで何事も無かったかのように笑顔で帰りましたが主訴の首は一切触れませんでした。首は「あくまでも」枝葉であり根っこは他に有ったからです。話が大幅に反れましたがパーキンソン病や症状を細かく診る(大学病院)のでは無く人を診るのが極々零細の全快堂の考え方で患者様の協力が無ければ成り立ちません。食事中心に一緒に良くしていきましょう。