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呼吸困難

2025.10.21 | Category: 院長ブログ

糖尿病が酷く透析直前の方が来ました。安静にしていても呼吸が浅く早い状態で、立ち上がるだけでも「ハァハァ」1•2歩で「ハァハァハァ」と凄く苦しそうな方でした。座位で上半身を捻ると胸骨周辺に激しい痛みを訴えましたが脈診では心臓に問題無いと有りましたので胸骨と肋骨との関節の動きが悪く呼吸困難と考えて繰り返しゆっくりと回旋運動を行いました。すると回旋しても胸痛は消失し可動域も広がりました。しかし呼吸困難の状況は多少改善しましたが酷かったので、腸骨筋•大腰筋を中心に腹部筋肉と腸間膜痕を含む『腸もみ』をしました。すると安静時には正常な呼吸になり動いても多少「楽」に呼吸出来るようになりました。肋骨が鳥籠で肺が風船で鳥籠内の風船が大きくなろうとするのを籠が抑えている=呼吸困難になっていましたし解剖学的にも腹部緊張が肋骨の動きを抑制していたことが呼吸困難にしていたと考えられます。また『陰陽五行説』でも「肺•大腸」から大腸へのアプローチが肺へ影響を与えるので「間違いない」と考えました。勿論私に診断権はありませんので循環器系は今後も注意しながらアプローチしたいと思います。

当院へのアクセス情報

全快堂

所在地〒470-1151 愛知県豊明市前後町鎗ケ名1879-2
電話番号0562-85-5973(電話予約は必ず必要になります)
休診日日曜日(隔週)お休み
院長宮木 謙三