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日中韓

2017.05.20 | Category: 院長ブログ

何故競いあうのだろう。昔の日本は中国から学びました。韓国からも。しかし江戸幕府が終わり、明治政府は手本を西欧に移し、富国強兵を推し進めながらアジア諸国の中でいち早く西洋化に成功したと言えます。それによって西欧と肩を並べた?事を世界に認めさせようと中国を相手に日清戦争を仕掛けました。そして近代化された軍隊は勝ってしまいましたが振り返ってみるとコレが間違いだったのかも。国民の多くは『日本は西欧列強国と肩を並べた』『戦争に勝利して賠償金を奪い領土を拡大し、または植民地化して日本を豊かにしよう』という勘違いをしてしまい、有ろう事か今度はロシア帝国との戦いに挑み、本来は負けに等しい状況でしたが(二○三高地)バルチック艦隊に勝利した事と、ロシア皇帝がロシアの民衆によって倒された事によって結果的に勝利して世界中を驚かせました。しかし西欧諸国は白人至上主義で最終的に日本の思惑とはかけ離れた戦後処理に至ります。日本政府は苛立ちつつも世界情勢を見れば仕方ないと『臥薪嘗胆』を合言葉に我慢しましたが日本国民は収まりません。その苛立ちが『機会が有れば大陸へ』『日本は戦えばアジアで一番どころか西欧諸国にも負けない』という間違った考え方が蔓延してしまいました。その考え方の間違えに気が付くのは太平洋戦争の敗戦という現実を突き付けられた時ですが、極一部の国民は開戦以前から未来を予想していました。しかしながら欧米は日本を徹底的に叩く必要を感じていたので意図的に日本を開戦に導き、当時の日本政府と日本国民は思惑通りに動かされました。長々と明治維新から太平洋戦争後迄を書きましたが、私が言いたいのは領土を守る必要は有ります。また権利を守る必要も有ります。しかしそこに感情を持ち込まず常に冷静に対処して欲しいのです。他国に対して勝つも負けるも有りません。ましてや優劣も有りません。もしも相手が挑発しても冷静に対処するだけです。その冷静さを世界が認めているから日本は人気が有ります。意味は違いますが正に『クールジャパン』です。再度『感情を排除して外交問題を解決』しましょう。

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全快堂

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院長宮木 謙三