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ヒアリでヒヤリ

2017.08.09 | Category: 院長ブログ

昨年は「蜘蛛(セアカゴケグモ)」で、その前は「蚊(ジカウイルス感染)」で今度は「蟻(ヒアリ)」かよっ。温暖化がアリだけに有りなのか無いのかは科学者によって意見が分かれるところですけど、現在の日本の平均気温が上がって暑くなっている事は確実です。しかし冬は来ますから熱帯や夏の昆虫は冬になれば死滅する事を期待したいですが実際はエアコン室外気が年中動いている為、モーターの温かさで越冬出来てしまうらしいです。だから昔では考えられない東京でタランチュラ(毒蜘蛛)なんて事も存在するそうです。今回のヒアリは咬まれると痛みが有るので安心です。『何で痛みが有って安心なんだ?』と思われるでしょうけど「蚊」で有れば普段の「蚊」なのか、危険な「蚊」なのか分からず体調を崩してたり『小頭症』の胎児の存在を知って、初めて危険な蚊だったんだなんて事も考えられます。それに比べてヒアリは咬まれてから20分ほどが特に注意が必要なので痛みが有れば幸いなんです。咬まれてアナフィラキシーショックになれば重篤な症状、最悪死亡の可能性も有ります。ですから『痛い、刺された』と分かったら、その時点からあまり動き回らず家族や友人、または医療機関に連絡して、もしも容態が急変したら即エピペン等で処置してもらわなければなりません。人知れず死亡なんて悲し過ぎますからね。しかし20分ほど経過しても何も起きなければ最悪の事態は免れた訳ですから「ひと安心」です。しかし凄い腫れは免れないそうです。またショック症状は動く事で毒が急激に全身に回り発症する事が有りますから、20分を経過しても絶対安心ではありませんから激しい運動は禁忌です。最低1日は様子を見ましょう。昼食を済ませた高校生が昼からの体育の授業中に体調不良を訴えて倒れショック状態になった例が有ります。やはり医療機関への受診と周辺自治体への報告は必要です。焦らず落ち着いて行動しませう(久々の言い回し!)。

当院へのアクセス情報

全快堂

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院長宮木 謙三