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怨みは恩で返す

2019.02.16 | Category: 院長ブログ

勝海舟の母親を描いた作品である「小吉の女房」という物語が有ります。海舟の持っていた世渡りの凄いバランスは両親から受け継がれたものだったのかもしれません。海舟はご存知の通り幕末に幕府側の最高顧問で有って西郷隆盛との無血開城を成功させた立役者ですから敗軍の将です。しかしながら新政府の幹部に抜擢される。それは決して海舟がコウモリ外交をしたり小癪な手段で幹部入りを強引に進めた訳でも無く単に海舟の人柄、考え方を新政府が必要としたから実現したのです。それは海舟を暗殺に向かった坂本龍馬が海舟の警護役になった事からも推測出来ます。それを可能にしたのが幼少期のご両親の教えや人柄に有ったと思います。父親の小吉は貧乏でも曲がった事は「でぇ嫌い」という一本気の江戸っ子育ちの養子。母親は何かと周囲と揉め事を起こしてしまう父親を献身的に支えながら海舟の祖母とも折り合いが悪い父親を、祖母や周囲の人々への根回しながら家庭内を明るくした正に内助の功であり、賢く逞しく海舟を育てた素晴らしい人だったようです。そのような両親の元に生まれ育った結果が世間が知っている見事な海舟の人生になったようです。今回「海舟の人生」は置いといて、その物語の中で某住職の教えの言葉が今回の題名『怨みは恩で返す』です。私たちの周りでは毎日大小問わず限りない不平不満に満ち溢れています。クレイマー、煽り運転、介護職員による暴力や児童虐待等々、弱い立場の人々への理不尽な数々のニュースが毎日聞こえて来ます。そんな時に込み上げて来る「怨み」をもしも「恩」で返すことが出来たなら。それを聞いた瞬間、強い衝撃を受けた気がしました。日本人はイヤらしい言い方をすれば基本的に「外面がいい」ところが有るので日本は「外交が下手」となります。「弱腰外交」と与党に対して常に罵っている野党でさえ政権を手に入れた時、今まで訴えていた方針が急に陰を潜めてしまって現行路線を堅持したのです。戦後日本の外交を見れば分かる通り「弱腰」のオンパレード。結果玉虫色の「棚上げ」「先送り」と聞こえはいいですけど結局は何も解決していない訳です。しかしそれは周囲との摩擦を回避し「事無かれ主義そのもの」の形に他なりません。今の日本に来る観光客の増加は国連加盟中70年以上戦争をしていない3ヶ国である日本の姿勢も後押ししているのかもしれません(不確かな情報です)。ところが今回の日韓問題は陛下に対する発言まで出てきて「絶対引けない」ところまで来てしまいました。戦後初めて此処まで強い主張をしたのです。いつもは妥協や我慢に徹してきた日本が異例の対応に韓国も引くに引けない事態です。今までなら米国の仲介が期待出来ましたけどバランスを間違えれば日米韓の協力関係が一瞬にして崩壊してしまいます。その隙を北朝鮮と中国、ロシアが今か今かと狙っているのです。状況は幕末の日本人同士の戦さに乗じて列強各国が日本を狙っていたのと非常に似ています。こんな時に海舟のバランス能力を持った懐の大きな政治家は残念ながら今の日本には居ません。もし韓国側が先に「怨みは恩で返す」と発言し実行したら日本の完敗です。日本の政治家が期待出来ない以上、民間人「現代版『白州次郎』」の出現を切望します。

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院長宮木 謙三