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口から考える認知症1

2016.06.13 | Category: 院長ブログ

先日『口から考える認知症』の講演会を聞いて来ました。私は単純に『噛む刺激が脳に伝わる』と考えていました。が、そんな単純では無かった事に驚かされました。歯が無ければ比較的固い生野菜が食べれない。ビタミンCは熱に弱いから生野菜からCを摂ろうとする人には厳しい問題です。また『アレ食べたい』という意欲の低下も悪い。ところで弥生時代の食べ物は骨に付いた固い肉や木の実等なので全て固い=歯が無ければ死を意味する状況だったと考えられます。実験結果によると現代人は一回の食事に平均11分かかり620回噛んでいるそうです。もしも弥生時代の食べ物を現代人が食べるとすると四千回噛んで50分かかるそうです。弥生人は現代人のように平均寿命は長くないので認知症は無かったですが食事面から考えても認知症は無かったと考えられます。しかし最近の傾向は『噛まなくて口の中で無くなる物は高級』みたいなグルメレポートが多いですよね。柔らかくて口の中でバラバラになって良い高級な物は『鮨の握り』の「シャリ」の部分であって何でも『柔らかければいい』なんて言っている三流グルメレポーターにはウンザリです。現代の病気の殆どに絡んでいる原因は『歯』が(後日投稿します)関連している事が非常に多いと思います。でもとにかく『よく噛んで歯も歯茎も内臓も健康に』取り組みましょう。歯が無い人生は『ハカナイ』人生にもなりかねません。正しい歯磨きをしましょう。

当院へのアクセス情報

全快堂

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院長宮木 謙三