
出来るなら机の左右の端に各々手を付いて腕立て伏せの要領で吸った時に肘を曲げて吐きながら肘を伸ばせば一層効果的です(会議中は止めて下さい)。しかしここで注意点が有ります。深呼吸は全身の酸素が足りない場合効果的ですが、だからと言ってやり過ぎは危険です。ヒトの身体は難しい言い方をすると恒常性(ホメオスターシス)と言って僅かな数値の幅の中に無ければ体調不良に陥ってしまうのです。深呼吸のし過ぎは酸素ばかり増やして血液中の二酸化炭素が減る状況を作り出してしまいます。二酸化炭素が減少すると、血液はアルカリ性に傾きます(ホメオスターシスが乱れる)。血液はアルカリ性に傾くと、意識障害、呼吸困難、手足や口のしびれ、手足の痙攣を引き起こす事が有ります。先日東京で数人の女子高生が過呼吸に陥ったと聞きました。もしも過呼吸なら血液中のバランスが乱れた訳です。多感な年齢は興奮し易く、それが引き金となって過呼吸になる事も珍しくありません。以前投稿した過去のロカビリーブームやグループサウンズブームで失神する女性ファンが多かったと聞きます。話を戻して、いくら良い深呼吸でも「やり過ぎ」はいけません。ゆっくりペースや頻度を考えてやって下さい。でも巻き肩の人は根本的に呼吸が浅いので全快堂に来て治しましょう(って結局また宣伝かよっ!)。
最近姿勢の悪い患者様が多いです。現代人は前屈みの姿勢、例えばディスクワークや携帯の姿勢は「巻き肩」という状態になり、所謂「猫背」という姿勢になります。それは脳への血流不足「脳の酸欠」を招きます。肩凝り、頭痛、頭のフワフワ感、そして全身の倦怠感を感じられてしまいます。その対処法はズバリ「運動すれば良い」のです。運動すれば呼吸が早くなると同時に血流も改善して酸素が脳へ行き渡ります。しかし脳が酸欠状態ではネガティブな思考しか浮かびません。「運動しよう」の最初の一歩が出ないのです。その場合は椅子に腰掛けての足踏みでも効果が有ります。とりあえず座ったまま膝を上下にするだけで良いです。少し余裕が出てきたら姿勢を正して少し肘を曲げて前後に振り始めましょう。すると不思議とポジティブになり始めます。脳への酸欠が改善されたのです。人はネガティブ思考の時は呼吸が小さいです。ネガティブな人に大きな声で喋る人は少ない筈ですよね。でもそれさえ出来ない人や寝たきりの人はどうすれば良いでしょうか?勿論ベッドの上でも手や脚を少しずつ動かせば良いのですが、それさえも出来ない。または仕事中や会議中は動けませんよね。そんな時は「深呼吸」をすれば良いのです。深呼吸は新鮮な酸素を脳を始め全身に送り届けますから良いアイデアが浮かび仕事の効率もアップする事でしょう。つづく
12日(土)に中京競馬場のリレーマラソンに参加しました。本題に入る前に先日投稿したように10週間土曜に練習会をやりましたが1日だけ曇りの日が有り「ふるかなぁ?」と心配しましたが結局降らず全て練習会を完結させる事が出来て当日も土曜は晴れて楽しく完走出来ました。それがマラソンが終わった途端に今度の土曜は天気予報によると雨降り予想。もしも本当に19日に雨が降るとしたら「11週間連続雨降らずの土曜」を選んだ事になり「なんてラッキーなんだ!」と小峠ばりの叫び声を出したい気分です。当日は大会規定により5時間走り続けた訳ですが題名にしたように「日本人の生真面目さ」を見たような気しました。テレビのマラソン中継に映るトップ選手は42.195kmの1kmを平均3分台で走りますけど今回のコースはダートを含みますしコースが狭いうえにランナーが多くて抜かすのに困難な箇所が多数存在する悪条件が重なって「ゆっくりマイペース」で走るランナーには良いのですが順位争いやタイムを気にしているランナーにとっては辛いコースでした。コースの距離は1周2.5kmですから陸連登録の選手(テレビに映るような選手)でさえも最低7分ぐらいは必要なのにスタートから5時間が経過しようとするギリギリに襷を受け取っても次々とランナーはコースに出て行く。確実にコース途中で5時間が経過して自分が走っている1周は絶対にカウントされないと分かっていても。確かに「練習」と捉えて走っているランナーもいると考えられます。しかし会場に居た人しか分からないと思いますが、あれは「チームのみんなの走りの結晶を自分で途切れさせてはいけない!」という使命感にも似たものを感じずには居られませんでした。だから日本人はマラソン(我慢強さ、コツコツの努力)や駅伝(仲間との絆)が好きなんだと改めて分かった気がします。以前海外の人に「日本のマラソン中継の意味が分からない」と言われた事が有ります。彼は「結果さえ見ればいいじゃないか」と言っていました。確かに結果が全てですが「過程が大事」と考える日本人との考え方の違いが垣間見れた気がしました。西陽の中に走り出すランナーは敗戦濃厚な太平洋戦争末期に飛び立つ特攻機のように見えてしまったのは考え過ぎでしょうか。以前投稿したように日本人は一度始めた事を途中で止める事が出来ない気質が有ります。公共事業や原子力事業で赤字垂れ流しの記事をよく読みます。途中で止める勇気も大事だと思います。国の偉い方々、日本には『潔い(いさぎよい)』という言葉が有ります。血税を無駄にしないで下さい。しかしスポーツ、とりわけ今回のリレーマラソンはタイムアップの瞬間迄走り続けた美しさは感動的でした。(久々長文ごめんなさい)
もう知ってると思いますがNHK金曜19時57分(再放送翌8時15分)に放映中の『チコちゃんに叱られる』は素晴らしい番組ですよね。本当に子供にされるような質問の数々。それを専門家達が分かり易く解説してくれる。でもその質問、改めて問われれば答えられないですけど知ろうとも思わなかった、不思議とも思わなかったものだからこそ面白い、実に面白い(by福山雅治『ガリレオ』湯川先生って長げ~よby小峠って掟破りの二重ボケかよっ)。すいません、最近介護や認知症の話題ばかりで私の方が認知症になってきたかもしれません。まだ視た事が無い人は是非一度視て下さい。しかし私がテレビの紹介するのってNHKばかりやなぁ。キム兄頑張れ!
「先生、身体大事にしてね」患者様に突然言われました。「あっ優しいなぁ。やっぱり誠心誠意の施術が伝わってるんだなぁ」と一人感慨に耽っていると、その患者様が続けて「先生に休まれると私達困っちゃうから」って。そりゃそうだ。そりゃそうだけども嘘でもいいから「心配しているのよ」とか「働き過ぎよ」とか少しぐらい気分良くさせてくれればいいのに間髪入れずにコレだもんなぁ。確かに心配してくれる患者様も多く居る事は事実です。でもゴールデンウィーク中の大勢の患者様の前で言われたから皆様大爆笑!「頑張ります!」としか言い返せませんでした。
さぁ本番当日がやって参りました。えっ何の本番かって?中京競馬場で行われるリレーマラソンですよ。その為に10回の練習会を毎週やってきました。と、言っても速く走る為の練習会では無くて、あくまでも走れる身体作りで事故の無いようにする為の練習会でした。全快堂ランニングチームは速さ優先では無くて『安全第一』のチーム。順位は全く関係ない『楽しく美味しいお酒を呑むためのチーム』です(すいません、私だけです)。とは言え炎天下を最低一人2.5km×?回を走りますから遊び半分でやっていると脱水症状や熱中症にならないとも言えません。適切に水分補給をしながら楽しく走りたいと思います。5時間後には全員が笑顔で集っている事を願って行って参ります!大事な事を投稿し忘れていました。ですから「全快堂は本日『休診』」となります。その代わり明日の13日(日)午前中のみですが「平常診療」致します。宜しかったら応援に来て下さい。因みに全快堂ランニングチームの名前は『ゼンカイバリバリデンセツ(全開バリバリ伝説)』です。
様々な認知症予防のトレーニングが有りますけど限定になりますが無料で私が現在考える最高のトレーニングが出来る方法が有ります。聞きたいですか?(早く言え!すいません)。現在「東海テレビ」で『東海テレビ60周年プレゼントキャンペーン』が企画されています。暫く視聴していてdボタンを押すと『イッチールーレット』を回す権利が発生します。そこで三種類の簡単なゲームが出来ます。これが素晴らしい。認知症予防のトレーニングとしては最強だと思います。簡単に出来る人なら素早く、ちょっと難しいと思う人は考えて答えれば良いですし三種類がランダムに繰り返し出題されるので失敗しても次に進めば良いのです。そしてゲームに参加すれば失敗しても1ポイント、成功すれば10ポイントが貰えます。そして100ポイント貯まると商品券が、500ポイントで松阪牛が、そして1000ポイント貯まると10万円が当たる権利が発生するので「頑張ろう」という意識も良い効果を生むと私は考えます。「私は認知症なんてまだ大丈夫だわ」なんて人も商品ゲットの為なら頑張れると思います。是非挑戦してみて下さい。
当然患者様にも人権が有ります。娘や嫁や息子から怒られたらと考えて下さい。そこで上手く介護をするには頭に来ても「助かるわ」「ありがとね」と本当は怒っていても言葉と笑顔で対処すると後々あなた自身が楽になるのです。「そんな事分かっているわ!」と思った方、ポイントは「お父さん」とか「お母さん」と呼ばずに名前を呼んで対応すると自然と少し距離が出来て他人行儀になります。そうすると不思議とイラッとする回数が減ります。②相槌をうつ。誰でも無視は嫌ですからね。認知症の人の特徴として同じ事を何回も言ってくる事が有ります。そんな時に「何回も同じ事を言わないで!」と怒ったら駄目です。そんな時は初めて聞いたように「うんうん」とか「へぇー」とか聞いてあげて下さい。③謝る。怒らせないように謝って気分を害さないようにして下さい。正しいとか間違っているとか言わないで穏便に目くじらを立てないで対処して下さい。①②③を行っていると次第に温和になって介護し易くなって結局は介護者の負担が少なくなります。ぐっと堪えて対応してみて下さい。最初は大変ですし難しいですけど親だと思うとイラッとしますからヘルパーさんになったつもり、「これは仕事なんだ」と、他人だと思って接してみて下さい。まとめ~、嫌われない、恐い人と思われないように。
認知症繋がりで今回は『介護』です。しかし介護って大変ですよね。私はやった事が無いに等しいです。だから偉そうな事は投稿出来ませんが上手な介護をやるヒントを少し知っているので今回は紹介させて頂きます。認知症の方への向き合い方は全快堂待合室に事細かに書いた物が有りますから、それを読んで頂ければ大丈夫だと思います。例えば「食べたごはんを忘れた場合」「財布を盗まれたと言った場合」「家に帰ると言った場合」等です。今回私がお伝えしたいのは『介護者の心得』です。①褒める。認知症の方は「何か手伝いたいけど何をどうしたら良いのか分からない」という状態です。例えば排便しても水を流す事が分かりません。しかし「何とか便を無くさなくては」とパニクっているので「トイレットペーパーで突っ込む」とかしてしまうのです。トイレが間に合わなかった時でも下着を替える事までは分かっても洗濯する事までが分からない。そこで「この汚れた下着を無くしたい」「恥ずかしい」と箪笥の奥に入れてしまう。オムツをしている人なら気持ち悪いから着替えたい。汚れたオムツは外に投げ捨ててしまう等には、ちゃんとした理由があるのです。そこで頭ごなしに「何やってるの!」と怒ってしまうと患者様はイラッとしてしまいます。それが暴言や暴力や症状悪化に発展してしまうのです。つづく
車の運転は良いですが事故の危険性は回避しなければいけません。しかし免許返上させた途端、認知症が酷くなるケースを耳にすると「何とかならないかなぁ」と考えてしまいます。あと数年で自動運転の精度が格段に向上する筈ですから運転手のミスを事前に察知して事故を回避してくれるようになれば「事故を回避しながら認知症のリハビリ」という夢のような事が出来るようになるかもしれませんね。「読み、書き、そろばん」と言いますけど昔の人は何も知らなくても本能的に生きていくのに大事=脳を活性化させる方法を知っていたんですねぇ。ご先祖様達はエライ!という事は高齢者が集会所等に学校帰りの子供たちを集めて親が帰宅するまで勉強を教えたら子供たちは安全と学力アップ、高齢者は認知症予防となり地域活性化になりますよね。政治家の皆様、お願いします。更に良い認知症予防は「編み物」です。目的を持った細かい指の動きはベスト。今から冬に向けて編み物をすれば手作りクリスマスプレゼントとして点数アップと将来の為の認知症予防と手にいれる事が出来ます。さぁあなたの認知症予防は?