先日から患者様に食生活を記入して頂いています。そこで早くも実感している事が有ります。やっぱり全快堂の基本理念である『医食同源』に間違いは無かったと。「身体がダルい、朝起きれない、低体温、鬱傾向(ネガティブ)」な人は食生活に乱れが見られ、BMIが26より多い人は必ず間食が有り食べ過ぎ傾向、元気な人は多品目でバランスの取れた食生活を自然に行っているという事が、現時点では100名未満のデータからも読み取れました。たった100名未満ですから偏ったデータです。しかし『この人の食生活は乱れているだろう』『この人は良い食生活をしているだろう』と思って見ると予想通りの食生活が記入されていました。たった2週間の限定でも明確な違いが有り驚きでした。そして更に驚いた事は健康だろうと思われる人は食生活の記入をお願いすると快諾してくれるのに対して、未だ体調不良の渦中に有る人は記入を拒み、また持って来ないとの傾向が有った事です。コレは食生活が良ければ提出しても恥ずかしくないと考える事は予想されますけど、更に踏み込んだ考え方をすれば『良い食生活=ポジティブ』『良くない食生活=ネガティブ』という図式が成り立つのではないか?コレは正に東洋医学の『身心一如(心と身体は一体)』であると。最後に非常に驚いた患者様の事を述べさせて頂きます。その患者様は86歳の独り暮らしで、大変失礼な表現ですけど、大変聡明な方で認知症の欠片も有りません。毎週豊田から自分で運転して全快堂に来るのですが畑仕事をして文楽を指導しながら全国を巡り少しも立ち止まらないエネルギッシュな方ですから非常に食生活に興味が有りました。やはり素晴らしい食事でした。独り暮らしですから自分で作らなければ駄目です。普通なら品数が減るのは避けられない筈なのですけど沢山の種類でした。私自身の目標で有り全快堂の目標でも有ります。今後も少ないながらデータを集めてより治療に反映させれるように頑張ります。
現在、休みを頂いています火曜日を来年1月より治療を開始する事となりました。理由は一言で表現するなら『更なる治療内容の充実』と言えば良いでしょうか。治療に来て下さっている患者様は気が付いていらっしゃるとは思いますけど、私がやりたい治療内容は増えているので一人の患者様に費やす時間は増えるのに患者様も増えているという現実。患者様が増えるのは本当に有り難い、嬉しい事です。しかし治療時間を短縮しようと手抜きになってしまっては本末転倒です。何とか充実させる為に結果的に患者様には宿題を出したり、足湯の最中に東洋医学的な問診をさせたりと患者様に負担を掛ける結果となってしまっているというのが現状で大変心苦しいです。したがって治療日を1日増やして分散して頂ければ一人一人に今よりは時間を掛けれるというのが理由です。ただ全快堂の患者様の特徴としは何年間も曜日と時間を毎週固定している人が大変多く、他の曜日や他の時間に誘導しても移動しない患者様が多くかんたんに分散しない事が予想されます。しかし選択肢を増やす努力は治療家としては当然の事なので今回の決断に至りました。他の曜日、他の時間に是非チャレンジして下さい。きっと満足頂けると信じていますので是非とも宜しくお願い致します。
最近は『気の置けない』の意味が本来の意味と違っています(「信用出来ない」と思って使用する人が多い)から題名と話が噛み合わなくなってしまいますけど今回は本来の意味ですので間違って覚えていた人もコレを機に正しい使い方をしましょう。『気の置けない』とは「遠慮の要らない、気心の知れている、気を遣わない」てな感じ。小学校、中学時代の同級生の気の置けない仲間と呑んだんですけど楽しかった~っ!でも悲しいかな楽しく呑んでいてもチョクチョク病気の話になっちゃうんだよねぇ。確かに私の職業も有りますけど、聞いてみると医療と無関係の仲間同士で呑んでいても誰かが食事の前後に薬を飲んで居れば『それ何の薬?』みたいな感じで『実は俺も血圧が』とか始まるらしい。そろそろ私達も危険な年齢の仲間入りですからイヤだねぇ。でも最近何故か飲み会が凄く多いんです。というか交遊関係広げ過ぎなんですかねぇ?ていうか(優香)私が酒好き(酒過ぎる)プラス断らない事に問題が有るんですかねぇ。本来は週1か2回と決めている飲酒の日と、飲むなら『これくらい』と酒量もある程度決めて有ります。しかし飲み会なら回数も酒量も『仕方ないなぁ』と喜んで破ってしまう。作為的?確信犯?少し気を引き締めて体調管理をしないと年末年始は忘年会と新年会が多いですからねぇ。既に忘年会は3つ入っています(ダメだコリャbyいかりや長介)。今からは風邪だけで無くてインフルエンザやRSウイルスも流行ります。楽しい機会を失わないように?体調管理をしっかりしましょう。
徐々に寒くなるなら大丈夫ですけど今年は急に寒くなりましたからヤバいですよねぇ。またインフルエンザが例年に比べ罹患率が高いにも関わらず、今年はワクチン数が少ないとの報告が有ります。来年の春まで体調不良の方々が溢れる状況が予想されます。基本は何度も書きますけど首と足を温める事です。首にはネックウォーマー、足には靴下です。また温かい飲食も治療中に常々言ってきました。更に良くする方法は入浴中に腹式呼吸をすると便通が良くなると他の回に投稿しましたが、免疫力も向上するとテレビで言っていましたので行って下さい。また首と足首とくれば残りは手首ですけど、ここを温めれば尚良いです。手袋は少し長めの物を選ぶと良いでしょう。安室奈美恵さんも引退するそうですがアムラーが流行った頃にルーズソックスも流行りましたけどフクラハギを冷やさずレッグウォーマーも良いですよ。出来る事は自身で行って家族や周囲の人に迷惑を掛けない意識を持ちましょう。
昨年の2月にHALの凄さを熱く語らせて頂きましたが現在HALが女優の波瑠さんとDAIDO生命のCMに共演中です。装具を出演、共演っていうのは変な表現ですね。しかしHALは『ただの装具』ではありません。AIというかロボットというか、とにかく素晴らしいんです。病院レンタルが買い取りになったので爆発的に広がりますから少し経ったら『あ~あ、コレが全快堂で騒いでいたHALか』となるでしょう。いつ頃か?きっとHALだけに春頃かな(絶対言うと思った?)。ただしHALの世話にならないようにして下さいね。HALはリハビリ装具なので。では今日も頑張りましょう!
先日から『尊敬出来る』患者様が通院しています。甲状腺炎、シェーグレン症候群、リウマチの疑いという診断を病院で受けて、手と足を痛みや痺れやツッパリ感と同時に、唾液が出ず舌に深い溝が出来て喋り難い状況で来院されました。すると2回目の治療終了後『酷かった起床時の痛み、痺れ、強張り症状も無く今日は一日、何年ぶりかに快適に過ごせました』と歓びのメールが届きました。病院に行って診察を受けるとリウマチの疑いは無くなったそうです。シェーグレン症候群の最大の悩みの『唾液減少』ですが唾液線のマッサージを教えたところ唾液が出易い部位が分かり口腔内が渇いたり舌に痛みを感じるとやってもらうようにしました。しかしこの患者様の最大の凄い決断は、初診の時に『糖質過剰』を指摘したら原因は毎晩の晩酌だった訳ですが、その日以来『一滴も呑んでいない』のです。飲酒が全ての症状を軽減もしくは無くしているのではありませんけど、この患者様にとってはアルコールが悪影響を与えていたのは事実です。しかし今まで指摘した医療機関が無かった為に辛い日々を過ごしていたのです。この患者様は今後もっと良くなる事でしょう。何故なら御自身の強い決意が自分自身を治していくからです。私もアルコールから離れる日を増やします(何だよっ、お前は禁酒しないのかよ!すいません根性無しです)。
先日電話が鳴りました。小さな子育て中の女性からの電話でした。HPを見て全快堂を知ったようです。ですから繰り返しの慢性的な痛みは自費治療と知らなかったようです。症状を聞くと『背中が痛い』と言われました。いつものように『背中が痛いのですね。それなら整形外科でしたら保険治療してくれますから行かれたいいですよ』と電話を切りました。すると電話の内容を聞いていた患者様が『先生はそうやって断りますけど知らない所に電話をするにも勇気が要るんですよ』と言われてしまい反省しました。私は背中が痛いのを治すだけなら何処でも良いと、それならわざわざ高いお金を支払わなくて良い筈。自費を払ってでも全快堂に来る患者様には今回の場合なら痛み除去は当たり前ですが『何故痛いのか(原因)』『ストレッチの指導』『予防の方法』等々を教えるのと現時点での糖質、タンパク質、脂質の過不足状況と冷たい飲食、ストレスの有無、睡眠の状況等々を報告するのと同時に、更に今後の生活習慣(特に嗜好品)によっては罹患する可能性のある病気を予想して注意を促します。ですから期待(痛み除去)以上の事を目指しているからこそ保険治療では駄目なんです。しかし初対面の人に(会ってもいないですね)一度きりの短時間の電話で詳しく説明出来ません。そこで今回の反省ですけど『整形外科を薦めましたが膵臓等の内臓が原因だったら?』と恐ろしさを感じました。今後は整形外科を薦めるにしろ、とりあえず1回来院して頂き、自分なりに患者様の体調を調べて答えを出して『治療する』のか『紹介状を書く』のかにしようと思いました。反省と僅かに進歩の毎日です。
歌手デビューの話じゃありません。ダイエット目的(レコーディングダイエット)も有りますけど今回は違う目的でも。食べた物を書く事によって『食べ過ぎ』を知らず知らずに予防出来るレコーディングダイエット効果と同時に糖質が多いのか脂質が多いのかタンパク質が多いのかを認識出来るので自身の食生活を見直すキッカケになります。私に治療の度に『○○が多い』と言われた時に「何をどれくらい食べると多いと言われる」かが分かれば今後の身体作りに役立ちます。そこで今月から患者様に一週間分の朝昼晩の食事内容を書いてもらい持って来て貰っています。そこで思わず笑ってしまったのは『本当の食事書いたら質素過ぎるから見栄を張って書けば怒られるし、どっちにしようかなぁ』って「本当の食事を書けよ、大島」「児嶋だよ!」(byアンジャッシュ)。いやいや正直に食事を書いて下さい。そして『このくらい○○を食べると注意される』と会得して欲しいです。
先日通夜に行って来ました。ある方の御父様の通夜で御存命中に一度もお会いした事はありませんでしたが、非常に世話になった方の御父様だったので岐阜羽島と少し遠かったですが参列させて頂きました。遠い為に仲間同士で行こうと思いましたが私が最も遠方の為に早く帰らないと終電に間に合わなくなります。ですから一人で会場に行きました。会場に着いても知らない方ばかりで知っている人は唯一喪主の方だけで、通夜は何度参列しても緊張する場面の為に涙なんて流さないと思っていました。ところが歳なのか喪主の方と目が合った瞬間、自分でも驚くほどボロボロっと大洪水。冷静に分析すると大変失礼ですが御父様が亡くなられたから涙が流れたのでは無くて、喪主の方の心中を察したり今後の事が一瞬のうちに頭の中を駆け巡ったのですけど信じられないほど、まさに嗚咽してしまいました。ですから友人達が来る迄待ってようと思いましたが即効で会場を後にしました。鬼の目にも涙ってことですかねぇって誰が鬼やねん!
御父様の御冥福を御祈り致します、合掌。
AIが発達すれば便利になる一方、人の職場は侵されてきます。5年後、10年後には無くなっている職業は沢山有ると盛んに予想されています。しかしヒトにしか出来ない事も有ると思います。例えば東洋医学的な診断法は血液検査やレントゲン、心電図等々を使えないので五感をフルに活用して、時には『第六感?』まで引き出して患者様の身体を診ます。ヒトは無意識に身体や行動から色々なシグナルを出しています。それを活用して総合的に判断するのが東洋医学的診断法ですが、AIの発達は現在ではヒトしか感じられない些細な変化以上を活用出来るようになると思います。勿論現在でも別々に活用している機関は沢山有ります。例えばサーモグラフィーや脈拍、血圧、酸素飽和度、呼吸の深さ、皮膚発汗量、皮膚の電流差、眼球の動き、前回のデータとの比較は出来ます。それを総合的に安価で手軽に出来れば、かなり診断の助けになり西洋、東洋共に診断法の助けになると思います。口の悪い患者様は『大学病院の先生は画面から目を離さず一度も私を見なかった』と言いますけど優れた先生は必ず見ていますから安心して下さい。AIに取って代わられないように今から日々診断技術を磨いて電子頭脳が決して追い付けないヒトならではの更なるテクニックを身に付けようと思います。